コロナウイルスは様々な影響を出しているのですが、就活や転職活動をされている方にとっても他人ごとではありません。
すでに大規模な合同面接会などは相次いで中止になっているのですから、転職について不安・心配する声もネット上で多く見かけるようになっています。
「転職市場の今後はどうなるの?」
「転職活動はコロナ問題が沈静化するまで待つべき?」
「コロナウイルスが流行ってるけど、応募しても大丈夫なの?」
この記事では、転職活動にコロナの影響は実際あるのかや、今後の展開などについてお伝えしていきます。
※2020年4月2日に記事を追記しました。
目次
コロナ問題で変わる転職市場について
まず結論からお伝えすると、2020年4月現在ですが、多くの企業はこれまで通りに書類選考や面接活動を行っています。
コロナウイルスな日に日に拡大を続けているのですが、そんな中でも企業はそれなりの対策をしたり新しい方法で採用活動を行っています。
ただし、面接には「マスクを着用することの義務化」をしていたり、「集団面接の停止」や「オンライン面接の導入」など企業ごとによって対策は異なります。
もちろん中には、「4月いっぱいは面接を見送る」という判断をしている企業もあります。
コロナウイルスでこれからの景気動向が不透明になっているものの、やはり人手不足の企業もありますので、採用活動をしている企業もあります。
今後の状況次第では悪影響が出る可能性も
ただし、現状では採用活動をしている企業も、今後の状況次第では採用活動を停止する企業が出てくる可能性も十分考えられるのです。
こればかりはどの企業も先行きはわかりませんので、様子を見ながら慎重になっているというのも事実です。
本当に沈静化に向かうような傾向が見られれば、再び採用活動を再開する企業も増えてくることでしょう。
逆に長期化してしまうと業績も悪くなってしまいますので、採用を控えたり合格率を下げるような動きをするケースも増えてくることでしょう。
デメリットのことを考えればいろいろと不安もあると思いますが、今のところはほぼ水準通りに多くの企業では採用活動をしているということは意識しておいたほうが良いと思います。
(追記)4月の転職市場の業界はさらに低迷!?
3月の時点では求人数も多くあったのですが、4月に入ってからはやはり全体的に求人数は少なくなってきています。
コロナの影響も関係なしでも、4月からは新卒を採用している企業が多いため求人数が下がりやすいという時期にもなりますからね。
メディアなどではテレワークや在宅勤務を勧めてるのですが、製造業など工場などに勤務しているようなところではそのようなこともほぼ不可能。
外出禁止でそもそも経済もあまり回っていないので、仕事がなくなっている人も増えてるのも現実です。
業界によっては大きなダメージを負っている企業も多いため、今転職活動をするのは希望するジャンルによってはかなり厳しい状態といえるでしょう。
転職を希望する業界によっては大きな影響もある
すでに毎日のようにニュースでも取り上げられているのですが、あなたが転職を希望している業界や職種によっては現在は求人がない、もしくは少なくなっている可能性があります。
例えば、以下のような業界ですね。
・エンタメ業界
・ブライダル業界
他にもありますが、このような業界は現在では減収減益になっているので、人を採用するほどの元気が企業にはありません。
そのため採用を控える企業も増えています。
内定取り消しをされる学生も
3月12日のニュースで報道されていたのですが、12月に内定をもらった大学生が3月になってから内定の取り消しをされるということも起こっているようです。
ブライダル関係で報道されていたのですが、やはり結婚式の中止や延期などをする人が多いため、新しく人を雇う余裕がないなど、業界によっては深刻な問題になっているのも事実。
転職活動はコロナ問題が沈静化してから行うのはあり?なし?
「コロナが落ち着くまで転職活動はしないほうがいいの?」
このように悩んでいる方もいらっしゃると思います。
まず、先ほどもお伝えしたように、コロナの影響を受けている業界での転職を希望している人であるのなら、転職時期は落ち着いてから行ってもよいと思います。
ですが、そのほかの業種で転職を考えているのであれば求人も出ている今こそ行動するべきです。
求人募集をしている業界で、転職活動をすることを後回しにするメリットというのは、今現在はとくにないからです。
その理由としては、
☑求人自体はまだ募集してるところが多い。
☑コロナウイルスが落ち着く時期が未定
☑遅らせるほど年齢を重ねるので不利になる
などのことを考えると、転職活動は今行うということもありではないでしょうか。
むしろ、コロナ問題が長期化すれば、会社の存続にかかわるところも増えてきますので、確実に求人数は減っていきます。
ニュースでは2021年まで続く可能性もあるとさえ言われている今の現状では、それがもし現実になった時には景気悪化は確実です。
これまでの転職氷河期を超える可能性すら出てきますので、もしあなたが今転職を考えていて、今のところ影響が大きく出ていない業種を考えているのなら、早めに行動をしたほうが良いのです。
合格率(採用率)は低下中?
採用活動をしている企業も、WEB面接に切り替えているところが多いです。
私は”元”面接官なので、現役の同僚や友人に確認してみたのですが、合格率(採用率)は若干ですが下がっているそうです。
これは、本来の面接とは異なり実際に合うことができないことや、今後の景気後退が加速する恐れから求人を出してしまった手前、面接をしないわけにはいかなくなったからというように理由も色々。
Web面接のポイント!
面接官も慣れていないWeb面接を取り入れる企業が増えているので、少しでもアピールするためにもここではどんなところに気を付ければよいのかについてもご紹介していきます。
【通信環境を整えるべし!】
まずは通信環境を整えることが大切です。面接をしてる途中で通信が切れてしまうとそれだけで不快感を与えてしまいます。
とくにスマホは場所によって電波状況が大きく異なりますので、自宅が悪ければネットカフェなどの通信環境が良いところを選ぶのもポイントです。
事前にマイクテストなども行っておくと、本番でトラブルの心配もなくなります。
また、自宅でWeb面接をする場合は背景にも気を付けましょう。
自分の姿はもちろんですが、後ろの壁や棚なども映り込んでしまいますので、Web面接をするときには背景も意識して場所を選ぶのも大切です。
【ハキハキと話す】
通常の面接とは異なり、Web面接ではハキハキと話さないと聞き取れないということもあります。
とくに「です」「ます」「~ですか」というように、話の終わりははっきりと伝えることが大切です。
そうしなければ、面接官もまだ発言をしているのかどうかがわかりません。
とはいえ、ハキハキと話すということは通常の対面式の面接でも大切なことです。
しっかりと話す内容を事前に整理しておき、無駄なく会話ができるように練習しておくようにしましょう。
さいごに
コロナウイルス問題で、転職活動をするべきかどうか悩んでいる方も多いのも事実です。
たしかに採用見送りや停止している企業もありますが、そんな状況でも転職を成功させるチャンスは十分にあります。
まずは、
1、あなたが希望する業界の市場をチェックする
2、今活動するべきか判断する
3、大丈夫そうなら早めに行動
4、Web面接の対策もしておく
このようなところを意識してみてください。
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※この記事は2020年4月2日に内容を更新しました。