転職活動を始めてみたけれど、書類選考や面接などで不合格が続いてしまうと、どんどんモチベーションも下がっていきますし、自信もなくなってしまいますよね。
だからといって、焦りや不安からやみくもに応募しても同じような結果になってしまうとショックも大きくなってしまいます。
そんなときには、まずは落ち着いて見て、あなたの今までの転職活動を見直してみることが大切です。
もしかしなら、重大なミスをしているという可能性も考えられるからです。
そこでこの記事では、転職が決まらないときに確認したい原因やその対策方法について詳しく解説していきます。
これから転職活動を考えている人も、ぜひ最後までご覧ください。
転職が決まらないからといって諦める必要はない!
転職活動をしていて、不採用が続いていると、
「書類の書き方が悪いのか?」
「面接ではどのような受け答えをするのがいいの?」
というように、技術に関するところばかりを気にしていませんか?
実は、これが大きな勘違いなのです。
そもそも転職活動をするときに知っておいてもらいたいことは、「合否の明確な基準というものはない」というケースがほとんどです。
学校のテストなら、公式を覚えたり、テスト範囲を丸暗記するなどをすれば赤点を回避することはできます。
ところが、転職活動の場合は、企業によって判断基準がそれぞれ異なっているので、ネット上で得られる情報をいくら実践したとしても、その条件に当てはまっていなければ意味がありません。
ここで一度、面接官が面接するときには、どのようなところで判断をしているのかということを確認しておきましょう。
・急募の場合
それぞれ具体的に見ていきましょう。
1:現場との意見の相違
いろいろな理由がありますが、採用担当者を経験している管理人の中ではこのようなところで、不採用の判断が行われていたという話も聞いたことがあります。
面接官になるのは、現場の人間が行うときもあれば、役職を持った偉い人が行うときもあります。
ところが、現場と上層部というのは企業の規模が大きくなるほど求める人材にズレが生じやすくなります。
その結果として、本当に現場で必要なスキルをあなたが持っていたとしても、判断基準とは異なるとスキルが足りていないと判断されて不採用になるケースもあります。
また、現場の人間の場合は面接のプロというわけではありません。
やはり一人の人間ですから「合う・合わない」というところでも不採用になってしまう可能性も考えられます。
2:急募の場合
仕事が忙しくなるタイミングで退職をした人の欠員募集をしている場合は、応募者に求める能力が高まっているということも考えられます。
それまで働いていた人は「○○くらいまでできたから」「○○という資格を持っていたから」というように、同じレベルの人材を求めてしまうケースもあります。
すると、採用基準も自然と上がってしまうために、スキルが足りていないと判断されてしまうケースもあります。
このように、不採用になるということは、書類や面接対策以外にもいろいろと条件がありますので、もし不採用が続いて自信を無くしてしまったという人も、そこまで落ち込む必要はありません。
むしろ、「採用されて下手に期待されたり、必要以上の仕事を任されないですんだので良かった!」くらいの気持ちを持つようにしましょう。
とは言え、書類や面接も悪いところがあればいつまでたっても結果が変わることはありません。
そこでここからは、なかなか転職活動が決まらないで悩んでいる人に良くある原因とその対策について詳しく解説していきます。
転職が決まらない人に多い原因と対策法
ここからは、転職活動を頑張っているにもかかわらず、なかなか決まらない・採用されないで悩んでいる人にありがちな原因と、その対策について詳しく紹介していきますので、ぜひチェックしてください。
1:実力不足という可能性
企業を選ぶのはあなたの自由ですが、求人募集を出している企業が求めるスキル・能力がないと書類選考の段階で不採用と判断されてしまう可能性が高いです。
書類選考すら通らない・良く落とされるという人はまずは自分自身のスキルや資格・能力を見直すことが大切です。
新卒の時には経験なども必要なく、将来性・ポテンシャルなどを重視しているのですが、転職者に求めるのは、企業が求めるスキルや能力があるのかどうか?ということになります。
そのため、応募先の企業が求めているスキルを持っていないと、当然採用の候補からは一番に外されてしまうということです。
求人票などには、条件で求めるスキルや資格なども記載されているはずですので、ここをしっかりと確認するようにしましょう。
また、書類選考用に「実際に合ってみたい!」と思わせられるような自己PRや志望動機なども考えることで、書類選考の通過率を上げることもできます。
どうしても実力が足りていないという場合は、資格を取得したりするなど自分の実力をアップすることが確実です。
他にも少し遠回りになってしまいますが、同じ職種・業種で未経験者歓迎の企業に応募して採用されてしっかりとした実力と実績を見につけてから、本命の企業に応募をしてみるという方法もあります。
2:希望・理想が高すぎる
転職活動は、できれば何度も行いたいものではありませんよね?
回数が増えてしまうほどに、あなたの経歴も傷つけてしまいますので、回数は少ない方が良いです。
だからこそ慎重になりすぎてしまう・理想が高すぎているという可能性も考えられます。
慎重になること自体は間違っていませんが、長期化してもメリットはなにもありません。
仕事を辞めてしまったら収入もありませんので、どんどん貯金がなくなってしまいます。
また、あなたが転職先の企業に求める条件・理想が高すぎるという可能性もあります。
能力や実力以上の条件の企業に応募しても採用される可能性を自分で下げてしまっているだけです。
不採用が続く場合は、以下のポイントをもう一度見直してみましょう。
●希望年収
●自分の保有する資格
●今までの経歴
最低でもこの3つを見直して、応募先の企業が実力以上になっていないのかどうか確認するようにしましょう。
3:面接での失敗
面接では、ハキハキと質問された内容に対して的確に答えられるかどうか?というのも大切です。
面接で落とされることが多い人は、このようなところで失敗をしている可能性も考えられます。
とくに、転職者に対しては「なぜ前職を退職したのか?」ということを質問されることが多いのですが、その答えが「愚痴」になっているのはNGです。
悪いところを並べるのは簡単ですが、それでは単なる愚痴を言ってるだけで、退職理由としては失敗した答えになります。
そこで、辞めた理由を伝えながらも、あなたが応募してる企業でどんなことをしたいのか?ということを伝えられるようにすることが大切です。
さいごに
今回は、転職活動がなかなか決まらない・受からないと悩んでいる人も多いですので、失敗例やその対策なども交えながら解説してきましたがいかがでしたか?
当サイトでは何度もお伝えしてきていますが、あなたの希望を100%かなえてくれる企業というのは存在しません。
希望条件を出すことは大切ですが、その中でも優先順位をしっかりとつけて妥協点を決めるようにしましょう。
ここを妥協できないと、実力不足が原因で不採用が続いてしまう可能性もあるからです。
また、企業側の立場になって考えてみるということも大切です。
自分ならどんな人材を採用したいと思うのか?その条件に自分は当てはまっているのか?というところを意識するようにすると、応募できる求人も判断しやすくなります。
それでも不採用が続いたとしても落ち込む必要はありません。
企業は求人を出すタイミングによっても応募者に求める条件は異なっています。
諦めずに、悪いところは改善しながら新しい気持ちで転職活動をスタートしていきましょう!
あまり長引かせたくない!一人では不安・・・という方は、無料で利用できる「転職エージェント」の利用も検討してみてはいかがでしょうか?
書類添削や面接対策なども行ってくれますので、自分では気が付かなかった欠点なども見えてくるので、よりスピーディに転職活動を行えるようになります。
【参考記事】