転職活動を始めようと思ったときには、自分で探す方法もあれば転職エージェントを利用して探す人もいますよね。
ところがネット上では「転職エージェントは使わない方がいい」などのウワサも見かけたりもしますので、実際のところはどうなのかも気になるところですね。
実は、転職エージェントは使った方が良い人もいれば、使わない方が良い転職ができる人もいるのです。
そこでこの記事では、転職エージェントを使わない方が良い人の特徴や、使わないことのメリットやデメリットなどについて詳しく解説をしていきます。
これから転職を考えているという方も、ぜひ参考にしてくださいね^^
目次
転職エージェントは使わない方が良い人とは
転職活動をする際に、転職エージェントは必ずしも利用しなければ成功できないというわけではありません。
中には、利用しないことのほいが良いケースというのもあります。
ではどのような人が利用しない方が良いのかについても見ていきましょう。
転職したい企業が決まっている場合
あなたの中で「必ずココで働きたい!」とすでに心に決めている場合が、転職エージェントを無理して利用する必要はありません。
転職エージェントは、転職はしたいけれどどのような業種や職種にするのか決まっていないという人へのアドバイスを行いながら、視野を広げてサポートしていくので、すでに決めているのであれば利用する必要はないといえるでしょう。
ただし、転職エージェントとその企業が提携していて信頼関係も築かれているというのであればおすすめです。
給与アップをすることに期待している人
転職をすることで年収がアップするというような過度な期待をしている人にも、あまり向いているとは言えません。
中には、「転職することで自分を今以上に評価してもらえるはず」「給与も上がるはず」と転職に過度な期待をしている人も少なくありません。
ですが、企業が求める人材にあなたが確実に当てはまるという可能性はありませんので、給与などの部分だけを気にして転職エージェントを利用しても「紹介してもらえない」とか「希望の求人が少ない」というケースもあります。
転職エージェントを使わないで就職先を探す方法
転職エージェントを使わないで就職先を探す方法は、全部で5つあります。
この中からあなたに合った方法があれば、ぜひお試ししてください。
【1:企業に直接コンタクトをとる】
おすすめできない人の1つで紹介した働きたい会社が決まっているという場合は、会社のホームページなどで求人を募集しているのであればそこから応募をしてみましょう。
応募フォームがないという場合でも、お問い合わせ窓口が記載されているはずですので、そこから採用担当者にコンタクトをとることができます。
他にも工場の入り口などで【従業員募集!】などの張り紙があれば、そこから応募をすることもできます。
これらの探し方のメリットは、直接自分を売り込んでくる人はかなり少ないですので、しっかりとあなたの熱意を伝えることができれば、面接をしてもらえる可能性も高まります。
【2:ハローワークを利用する】
お金をかけずに求人を探す方法の代表的なものが「ハローワーク」の活用です。
無料で誰でも自由にハローワークに登録されてる求人を検索することができます。
しかも、気になる求人を見つけた場合には、職員に伝えることで面接までの段取りをしてくれるというメリットもあります。
ただし、ハローワークはその地域に特化しているため、他のエリアの求人などを見たり比較をすることができないというデメリットもあります。
【3:社員からのツテを利用する】
働きたいと思ってる会社で友達や家族などが働いているという場合には、紹介や推薦をしてもらう方法もあります。
これは「リファラル採用」と呼ばれている方法の1つで、この方法で従業員を募集している企業も増えてきています。
企業側からすれば、求人を出すコストを抑えることができるうえに、紹介されてる人の性格なども社員から聞くことができるので、かなりの判断材料になるからです。
また、実際に働いている人から作業内容や裏事情なども知ることができるので、あなたにとっても入社後のミスマッチを減らせるというメリットもあります。
あなたの周りで、従業員を募集しているところがないか、ツテを探してみると良いかもしれませんよ。
ただし紹介してもらう以上、自己都合では簡単に辞めにくくなりますので、その辺りも考慮しておくようにしましょう。
【4:求人サイトを利用する】
パソコンやスマホから自由にサイト内の求人検索することができる求人サイトもおすすめです。
求人サイトというと、アルバイトやパートが多いイメージを持たれる方も多いかもしれませんね。
ですが、中には正社員求人もあれば「正社員雇用あり」がある求人まで幅広くあります。
また、『リクナビNEXT』のように転職に特化した求人サイトなどもありますので、多くの方が転職活動で利用しています。
登録や利用料なども無料で利用できるサービスであるというのも人気が高い理由の1つでしょう。
【5:SNSで採用担当者と連絡を取る】
もしあなたが、IT業界やベンチャー企業などで転職を考えているのであれば、SNSを使うという方法もあります。
この方法は『ダイレクトリーディング』と呼ばれている方法で、企業側からすると採用コストを抑えながら、応募してきた人のプライベートな部分を見ることができるというメリットがあるため、導入している企業が増えています。
FacebookやTwitterなどのSNSを利用していないとできませんが、IT希望の人やキャリアに自信がある人におすすめの探し方です。
転職エージェントは使わない方が採用率が高い?
ネット上では、転職エージェントを使わない方が採用率が高いなどのウワサもありますので気になりますよね。
転職エージェントとは、企業が求人募集の依頼をエージェントに出して、そこから紹介され内定・入社となった場合に、企業から転職エージェントに報酬が支払われます。
つまり、お金のことだけを見て考えた場合は、直接応募をして来た人を採用したほうが成功報酬を支払わなくてもよいので、企業側にとっては負担も少ないといえますよね。
ですが、企業にとって大切なことは採用コストを下げることはもちろんですが、それ以上に「戦力になる・将来見込みがある人材を獲得する」という目的の方が強いのです。
ですので、転職エージェントを利用したからといって採用率が低くなるということはありませんのでご安心ください。
もし、不採用になった場合は、
1:企業が求める能力や経歴を持っていなかった
2:成功報酬を出すほどの資金力もなく将来性のない会社
このように思えば、不安な気持ちになることもないでしょう。
転職エージェントを使わないことのメリット・デメリットとは?
それでは、転職エージェントを使わないことのメリットとデメリットには何があるのか、それぞれ詳しくチェックしていきましょう。
転職エージェントを使わないメリット
【1:自分のペースで転職活動ができる】
転職エージェントは、紹介して内定をした企業からの成功報酬で運営がされています。
つまり、登録をすることでいろいろな求人の紹介や面接対策・書類添削などが行われるのですが、これが面倒だと感じる人も少なくないです。
ですが、自分でハローワークに行ったり求人サイトを利用することで、自分のペースで進めていくことができます。
【2:時間的な制約や期限がない】
転職エージェントの中には「3カ月」や「6カ月」などのサポート期間が決まっているところも少なくありません。
その場合は、その期間内で転職先を探す必要がありますので、なかなかうまくいかないと焦って着てしまいより失敗する可能性も高まってしまいます。
ところが、利用していなければ時間的な制約もないので極端な話ですが、半年でも1年でもゆっくりと時間をかけて仕事を探すことができます。
転職エージェントを使わないデメリット
【1:書類作成や面接対策も自分一人で考える】
転職エージェントでは業界に精通したプロのアドバイザーに相談をしながら履歴書や職務経歴書の作成から面接対策まで細かく教えてもらうことができます。
ですが、使わないということは、自己PRや志望動機なども自分で考えなければならず、不採用になった場合もどこが悪かったのかなどの情報提供もないので、深みにはまってしまう可能性があります。
【2:公開求人にしか応募できない】
ハローワークや求人サイトなど、一般に公開されている求人には応募できますが、有名企業な応募者が殺到するような企業は転職エージェントを利用しているケースが多いです。
いわゆる「非公開求人」と呼ばれているものですが、これらの求人情報を知ることができないというのは大きなデメリットになります。
【3:年収交渉が難しい】
自分で応募をする場合は、企業との交渉もすべてあなた一人で行っていきます。
中でも年収の交渉は、タイミングがわからないうちに入社同意書にサインをしているケースも少なくありません。
ですが、転職エージェントを利用ていれば、そのような交渉もすべて代行してくれますので、難しいとされる年収交渉もおまかせすることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
転職エージェントを使わない方が良い人もいますが、基本的には利用したほうがさまざまなメリットがあります。
今回紹介した使わない方が良い人やメリットなどもみながら、あなたにとってどちらが良いのかしっかりと考えたうえで利用するべきなのか判断してみてください。
ただ、転職エージェントは利用することでアドバイザーからのアドバイスも得られますし、いつでも相談することや、書類作成や面接対策までも無料でサポートしてくれます。
あなたにとってスムーズな転職ができる方法を選んでみてくださいね。
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