転職活動や就活をするときには、「求人票」を確認してから応募するかどうかを判断しますよね?
ですが、この求人票の情報を100%信じてしまったために、転職後により大きな後悔をしてしまうという人も少なくありません。
以前の職場よりも年収が良かったり、環境が良くなると思って転職をしたのに、むしろ悪化してしまうようであれば、失敗したといわざるを得ません。
これでは再び最初から仕事探しをしないといけなくなってしまいますが、求人票に対して疑心暗鬼になってしまいますよね。
そこでこのページでは、求人票から嘘の見分け方とよくある嘘の例についてもご紹介します。
これから仕事を探すという方の参考になれば幸いです。
目次
転職失敗した人の主な事例
転職活動をして無事に、新しい職場を見つけたはいいけれど、より悪化して失敗してしまうという方の主な事例から見ておきましょう。
☑ 求人票の内容と違った
☑ 職場の雰囲気が悪い
☑ 聞いていた以上に残業が多い
☑ 年収が少ない
主なケースではこのようなことで転職したことに後悔されてる方が多いのです。
とくに「求人票に記載された内容と異なる」というのは、ネット上の掲示板などでもよく見かけることがありますよね。
職場の雰囲気というのは実際に現場を見てみないことにはわからないので、「和気あいあいとした職場です!」なんて言葉もそのまま鵜呑みにしてはいけません。
ただ、残業については企業によって忙しくなる時期は記載されている時間よりも増えるというのは仕方がないことです。
この点だけは、あまり信用しないで残業があるときは稼げる時期だと思って気持ちを切り替えることが大切です。
求人票でよくある嘘とは
ここからは、私自身も過去に経験した求人票の嘘のポイントなどをまとめてご紹介していきます。
・雇用形態
・年間休日数
・作業内容
・各種手当
というように、求人票でおそらくほとんどの方が重要視しているところでウソを書かれてしまうと何を信用すればいいのかわからなくなってしまいますが、実際にこう言ったケースもあるのです。
それではさらに詳しくみていきましょう。
求人票に記載の「基本給」の嘘
求人票では20万円と記載されていたけれど、実際に入社して給与明細を見てみると、手取り15万円や14万円というケースがあります。
実は、この手の嘘の記載をしているところは、残業をしたり休日出勤をしたことを想定した金額で記載していることが多いのです。
正直に基本給を記載してしまうと、誰も応募してこないので、情報をごまかしているのです。
私が学校卒業後に入社した企業はまさにこのケースで、基本給18万円だったのですが、実際にもらった給料は手取り6万円でしたからね・・・
そもそも雇用形態が正社員ではない
仕事探しをするときに気を付けてほしいポイントが「雇用形態」です。
雇用形態をあまり気にしないという方にはそこまで関係ないかもしれませんが、「社員募集!」という記載があるので「正社員」だと思い込んでしまうのはNGです。
面接などでいろいろと質問をしてみると正社員ではなく「契約社員だった」という事例もあるほどです。
求人票には「社員募集」と記載しているので、これは100%嘘とは判断することができませんが、かなりグレーな記載の方法ですよね?
そのため、求人票の中で雇用形態がはっきり明記されていない場合は、応募するときもしくは面接時にしっかりと確認をするようにしましょう。
年間休日が少ないという嘘
最近は、年間休日数が多い企業も増えてきていますよね。
そのため、求人票を見ていて年間80日以下だとブラック企業といわれたりすることもあるほどです。
そう言ったことを考えてか求人票に記載されてる年間休日数が、働きだしてみたら少ないというケースもあります。
他にも「会社カレンダーによる」というような記載をしているところも要注意です。
この場合は、実際に会社カレンダーを見せてもらい、どれくらいの休日があるのかしっかりと自分の目で確かめるようにしましょう。
もし、確認することを拒むような会社の場合は、それこそブラック企業の可能性も高いので、すぐに辞退して他の職場を探したほうが賢明です。
作業内容が違う
求人票に記載されていた作業内容と、実際に働きだしてからの作業内容が異なるということもあります。
これは嘘の可能性と、あなたの経験や能力を見たうえでの判断というように2つのとらえ方ができます。
そのため、電話もしくは面接時に自分の能力やこれまでの経験でも求人票通りの作業を任される予定なのかどうかもしっかりと質問をしておくようにしましょう。
残業代や休出手当が支給されない
世の中にあるブラック企業の中でも特に多い特徴が、「残業代や休出手当がない」ということですよね。
求人票ではしっかりと「支給あり」と記載されていたにもかかわらず、その実態はサービス残業や出勤が多いケースです。
このような事例は中小企業はもちろん大企業でもあるのです。
例えば、私の友人は世界的にも有名な企業に勤めていたのですが、定時になったらタイムカードを押して、そこから毎日2~3時間のサービス残業を行っていたそうです。
残業代のことを申請しても、上司に文句を言われるだけで無視されることもあるそうです。
そう言った理由で、今では違う職場に転職していますが、大企業に転職できれば安心という保証はどこにもありません。
求人票に隠された嘘の見分け方とは
転職してから、求人票が嘘だったことに気がついても手遅れです。
でも、どんなところに注意すればよいのかなんて、なかなか判断がしづらいですよね?
優良企業とブラック企業を求人票から見分けるのはなかなか難しいのです。
そこでここでは、「こんな求人票は怪しい」というポイントをまとめてみましたので、これから仕事探しをされる方はぜひ参考にしてくださいね。
求人票の嘘を見抜く5つのポイント
1:給与がやたらと高い
1つ目の見分け方のポイントとしては、「給与」です。
私自身も体験したというのも理由ですが、やっぱり働く以上は自分の考えてる給与以下の会社には応募したいとは思えませんよね?
そこで、記載された求人票の給与が高すぎる場合は要チェックです。
「なぜ高いのか?」「他の同業種の給与はどれくらいなのか?」などを自分で調べてみるようにしましょう。
あまりにも高い場合は、先ほども紹介したように平均的な残業時間や休日出勤をした分を上乗せして記載しているケースもあります。
金額につられて応募するのは避けるようにしましょう。
2:求人票が頻繁または長期間出てる
そもそも優良企業というのは離職する人はほとんどいないので、求人票を出すということはほとんどありません。
逆に、離職率の高いブラック企業は常に人手不足になっているので、頻繁に求人を募集しています。
そこで、求人サイトや求人誌などで何度も同じ会社・職場を見かけるようなときには注意が必要です。
長い間募集を続けている会社は、求人票の内容自体が嘘ばかりという可能性が高いと判断してもよいです。
3:賞与の回数や金額が多い
給与が希望する金額よりも少なくても、賞与の回数が多かったり金額が高いというケースも慎重になったほうが良いです。
仕事の量に比べて異常に回数が多い場合は、そもそもその賞与の回数がもらえる保証はありません。
企業の中には、過去の実績としてピーク時の情報を記載しているケースもあるのです。
そのため、応募する際に今の賞与の回数や金額も記載通りなのかしっかりと確認するようにしましょう。
もし、ここで口ごもるようであれば嘘の可能性も高まります。
4:甘い言葉を多用している
求人票には会社の情報を知ることができる項目もありますよね。
●内容にノルマはありません。
●初心者・未経験者でもすぐに覚えられます
●残業が少ないのでプライベートも充実 など
1つくらいであればよいのですが、甘い言葉をいくつも並べているときには注意しましょう。
甘い言葉の裏には絶対に何かしらの理由があるものです。
応募したくなるような魅力的な単語を多用している場合は、嘘の可能性も高いので気を付けるようにしましょう。
5:会社の下見をするもしくは電話をする
気になった企業の求人票を見つけたときには、すぐに応募をするのではなく嘘がないことを確認してみましょう。
実際に電話をして求人票のことを1つ1つ聞いてみることや、職場見学ができれば下見をすることもおすすめです。
自分の目で職場を見ることで、「内容と違ってる」とわかることはたくさんあります。
下見をすることができない・時間がないという方は、電話でもよいのでいろいろと内容を質問してみましょう。
そもそも求人票を出している時点で、質問の電話がかかってくることも一般の企業であれば想定しているはずです。
「時間がないので」などのように断られたり、はぐらかされる場合は嘘の記載がされている可能性が高いです。
他にも残業時間が気になるという方は、平均残業時間が記載された後にその会社を見に行くという方法もあります。
22時など夜遅くなってしまうのですが、明かりが毎日のようについていれば、それだけ残業が続いている証拠になります。
求人票の嘘に騙されないために転職エージェントを利用する
ハロワや求人誌、サイトで応募する場合は、自分でなかなかブラック企業か判断するのは難しいです。
特に在職中の転職活動となると、先ほど紹介したような確認方法を試す時間もないという方もいらっしゃると思います。
そこで、時間を無駄にせず優良企業の求人を紹介してもらうために、プロの転職エージェントを利用することで、ホワイト企業へ転職できるチャンスを高めることができます。
とくに、実際に転職エージェントのスタッフが企業に訪問しているようなところなら社風や職場の雰囲気など裏情報まで持っているので、信ぴょう性も高く安心できます。
サポートの質の高さに定評がある人気の転職エージェントは以下の通りです。
【就職shop】
取り扱ってる求人企業にスタッフが訪問しているので、労働環境や職場の雰囲気、教育体制などの裏の情報まで教えてくれます。
ただし、サポートの対象は主に20代の方となっているので、30歳以上の方には使いにくく感じるかもしれませんが、若手の方におすすめです。
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※就職shopはサービスを終了してしまいました。当ブログでは他にも様々な有料支援サービスを紹介していますので、そちらをお役立てください。
【ジェイック】
メディアなどでもよく取り上げられる人気転職エージェントです。
これまでは20代限定でしたが、現在は34歳までの方がサポート対象になったので、より多くの方が使いやすくなっています。
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【パソナキャリア】
手厚いサポートに定評のある人気の転職エージェント。
様々な職種に対応していますし、対象年齢も24歳~40代くらいまでと幅広いので、ほかのエージェントで年齢を理由に断られた方にもおすすめです。
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パソナキャリアは案件終了につき、転職エージェントをいろいろ検討したい場合はこちらの記事もおすすめ!
【doda】
転職者満足度No,1という実績もある求人数も豊富な人気の転職エージェント。
保有する求人の数も圧倒的で、中にはここだけの独占求人なども多数取り扱っているため、ほかのエージェントとも併用しやすいのが特徴です。
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【リクルートエージェント】
国内最大級の求人数で、あらゆる職種や業種にも対応してる最強転職エージェント。
一般に掲載すると応募者が殺到するような非公開求人もたくさんあるので、登録することで応募できる会社の数の底上げにもつながります。
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転職エージェントには、一般の求人サイトなどでは掲載されることのない「非公開求人」を取り扱っているというのも利用するメリットの1つです。
登録から入社するまでを完全無料であなたの徹底サポートしてくれますので、ハロワやネット検索などで探すよりも、いろいろとわからないことも相談しながら、あなたにピッタリな求人を見つけやすいので賢く活用してみてください。
※就職先を見つけることができなかったとしても利用料を請求されることはありませんので、安心してお試しください。
まとめ
就職活動や転職活動をするときに参考にする求人票ですが、すべてを信用して入社すると「話が違う…」というようなトラブルも少なくありません。
ですが、ブラック企業ならではの特徴なども求人票をチェックすることで意外と見えてくることもありますので、わからないことや疑問があればメモにしてまとめておき、応募や面接時にしっかりと質問をしていくことが大切です。
また、可能であれば企業内見学をさせてもらうのもおすすめです。
自分の目で確かめるほうが、職場の雰囲気や作業内容などもわかりやすいですからね。
他にも、転職エージェントを利用することで、非公開求人を紹介してくれるチャンスも増えますので、上手に利用しながら、ホワイト企業へ就職できるチャンスを広げてみてください。
【こちらの記事もお役立てください】
>>入社前にブラック企業の見分け方のポイント!面接などで見分けるポイントはこれ