「面接の日に風邪をひいてしまったけど、どのような対応をすればいいのかな?」
面接が明日に控えている状態で、風邪をひいてしまうということも、就活や転職活動が長引くほど経験する可能性も高まってしまいます。
とくに季節の変わり目などは気を付けているつもりでも、体調を崩してしまうこともありますよね。
もちろん、自己管理がきちんとできていないというのが一番なのですが、風邪をひいたことで考えるのは「面接を辞退する」とか「無理をして参加する」このどちらかになると思います。
そこでこの記事では、面接日に風邪をひいてしまったときに対応や対処についてわかりやすくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
目次
面接を風邪で辞退する場合
風邪といっても程度によりますが声が出ない場合や熱が39度以上あるなど、どう考えても重症の場合は、無理して面接に行ったとしても会社側に迷惑をかけることになるので辞退の連絡をするようにしましょう。
辞退する際の連絡は電話でするのが基本ですが、声が全くでないような状況の場合はメールでもよいので、必ずその理由について伝えるようにすることが大切です。
風邪で面接を辞退する際の3つの注意点
【電話をする際の時間帯について】
風邪をひいたというのは紛れもない自己管理ができていない証拠ですので、電話をする時間帯だけはきちんとしておきたいところです。
会社が忙しい時間帯などは、担当者の方も忙しくて連絡が取れないということもよくあります。
そのため、1度の連絡でしっかりと伝えるためにも、時間帯を考えて連絡するようにしましょう。
忙しい時間は会社の業種によって異なります。
当然ですが応募を考えている以上はどのような時間が忙しくなるのかは把握していると思いますので、そういった時間をさけるのがポイントです。
【面接を辞退する理由を簡潔に伝える】
担当者の方も普段は忙しく働いていますので、長く説明するのは迷惑ですし言い訳にしか聞こえなくなってしまいます。
そこで、なぜ辞退することになったのかその理由を簡潔にまとめて使えるようにしましょう。
【メールではなく電話が良い理由】
辞退の連絡はメールよりも電話がおすすめです。
メールというのはとっても便利ですが、文章だけというのは読み手からすると誠意が伝わりにくいのです。
そのため、周りが静かな場所で電話をするようにしましょう。
また、声が出ないような重症の場合はメールでも構いません。
声を出そうとすると咳き込んだり、39度以上の熱でうなされてる中でも電話をしろというような企業であれば、むしろ辞退したほうが賢明です、
仮に働くことになった場合も、従業員をものとして扱うようなブラックの可能性も考えられますからね。
ただしメールで連絡する場合は、前日までです。
メールを送ったからといっても、当日だと忙しくてメールを確認してもらえない可能性があり、その場合は無断欠席として扱われてしまいます。
面接を電話で辞退するときの例文
ここからは、面接を電話で辞退する際の例文についてもまとめていきますので、ぜひお役立てください。
・お忙しいところ申し訳ありません。
〇〇大学▲▲▲と申します。採用担当者の■■様はいらっしゃいますか?
●月▼日のX時から、貴社の面接に伺うことになっておりましたが、体調を崩してしまい本日はうかがうことができそうにありません。
大変申し訳ありませんが、今回の面接は辞退させていただきたく連絡させていただきました。
自己都合でご迷惑をおかけして申し訳ありません。
体調不良というのは仕方がないとはいえ、企業側はあなたのために時間とコストを使っているのは間違いありませんので、しっかりと謝罪をして感謝の気持ちも伝えることが大切です。
メールで辞退の連絡する場合の例文
※大切なことなので何度もお伝えしますが、基本はメールではなく電話で連絡することがマナーです。どうしても声が出ないなどの時にメールで伝えましょう。
●件名:面接自体のお願い
●本文:
会社名・担当者名
お世話になります。●月×日の◆時より面接を予定させていただいていた〇〇と申します。
大変恐縮ではありますが、体調不良により今回の面接は辞退させていただきたく思い、ご連絡させていただきました。
お忙しい中、選考や面接の時間を頂いたにもかかわらず、ご迷惑をおかけすることになり申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
失礼いたします。
メールも長く文章を書いたり理由をずらずらと書くのは、かえって評価を下げてしまうことになります。
もし、今後再度応募するようなこともありかもしれませんので、丁寧にかつ短文でまとめるようにしましょう。
面接日に風邪でいけない場合は日程変更はできるの?
面接の予定日に限って体調を崩してしまうこと、ありますよね。
とくに、第一志望の会社だったりすると「このチャンスを逃したらどうしよう…」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
辞退は絶対に避けたいけれど、体調不良で面接に行けない場合、面接の日程変更はできるのか、気になりますよね。
結論から言うと、面接の日程変更が可能かどうかは、企業の判断によって変わってきます。
企業側が「できるだけ多くの候補者を見て、最適な人材を採用したい」と考えている場合、体調不良という理由だけで選考から外される可能性は低いでしょう。
しかし、体調管理も社会人としての基本と見なされることも事実です。
風邪で面接に行けない時のNG行動とベストな対応
風邪をひいて面接に行けないとわかった時、どうすればいいのでしょうか。
間違った対応をしてしまうと、せっかくのチャンスを棒に振ってしまうかもしれません。
連絡の遅れは厳禁!早めの連絡がカギ
「どうしよう…」と悩んでいるうちに時間が過ぎてしまい、面接直前の連絡になってしまうのは絶対に避けましょう。
企業側は面接の準備を進めていますし、他の候補者との兼ね合いもあります。体調不良が判明した時点で、できるだけ早く連絡を入れるのがマナーです。
例えば、朝起きて「これは面接に行けないな」と感じたら、出社時間前、遅くとも面接時間の2~3時間前には連絡を入れるようにしてください。
メールだけでなく、緊急の場合は電話も併用すると確実です。
謝意と面接への意欲をしっかりと伝える
連絡する際は、体調不良で迷惑をかけてしまうことへの謝意を丁寧に伝えることが重要です。
「ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません」という一言を添えるだけでも、相手に与える印象は大きく変わります。
そして、「今回の面接を心から楽しみにしていた」「貴社への入社を強く希望している」といった、面接への高い意欲を具体的に伝えることで、企業側も日程変更の検討に前向きになってくれる可能性が高まります。
例えば、「体調が回復次第、ぜひ改めて面接の機会をいただければ幸いです」といった前向きな姿勢を見せるのがおすすめです。
面接日程変更を申し出る際の例文とポイント
実際に面接日程変更を申し出る際の例文を見てみましょう。
【メールでの例文】
〇〇株式会社
採用ご担当者様
いつもお世話になっております。〇〇 〇〇と申します。
〇月〇日(〇)〇時からの面接につきまして、ご連絡いたしました。
大変恐縮ではございますが、本日未明より発熱と体調不良があり、誠に申し訳ございませんが、貴社に伺うことが難しい状況です。
面接を心より楽しみにしておりましたので、このような形でのご連絡となり大変申し訳ございません。
つきましては、大変恐縮ではございますが、改めて面接の日程変更をご検討いただくことは可能でしょうか。体調が回復次第、改めて貴社にお伺いし、面接の機会をいただけますと幸いです。
ご多忙のところ大変恐縮ですが、何卒ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。
署名
氏名:〇〇 〇〇
電話番号:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇
メールアドレス:〇〇〇@〇〇〇.com
【ポイント】
- 件名で要件を明確に: 採用担当者が一目で内容を把握できるようにしましょう。
- 早めの連絡を強調: 「本日未明より」「ご連絡が遅くなり」など、すぐに連絡した旨を伝える言葉を添えるのが効果的です。
- 具体的な症状を簡潔に: 「発熱と体調不良」など、具体的な症状を伝えることで信憑性が増します。ただし、詳しく書きすぎるとかえって心配させてしまうこともあるので注意が必要です。
- 謝意と面接への意欲を伝える: 上記例文のように、謝罪と入社意欲を両方伝えることで、担当者も快く対応してくれるでしょう。
- 体調回復後の意欲を示す: 「体調が回復次第」という一言は、面接への真剣度を示すメッセージになります。
面接日程変更を断られたら?諦めずにできること
残念ながら面接の日程変更が難しいと判断されるケースもゼロではありません。
特に、採用活動がタイトなスケジュールで進んでいたり、他の候補者との兼ね合いで調整が難しかったりする場合が考えられます。
もし面接日程変更が叶わなかったとしても、すぐに諦める必要はありません。
企業によっては、後日改めて募集がかかる可能性もありますし、別のポジションで声がかかることも。
また、今回の経験を次に活かすことも重要です。体調管理はもちろんのこと、万が一に備えて緊急連絡先を控えておくなど、日頃から準備をしておくことで、いざという時も冷静に対応できるようになります。
風邪でも面接に行く場合の注意点
風邪をひいてしまったけれど、寝込んでしまうほど重症ではない場合など、微熱程度であれば参加するようにしましょう。
ただし、参加する以上はいろいろと気を付けないといけないところもありますのでここからは注意点についても見ていきましょう。
面接中のマスクについてのマナー
鼻水や咳を少しでも抑えるために「マスクはした方が良いのでは?」と思ったりするかもしれませんが、基本的にマスクはやめておきましょう。
マスクをすると顔の半分以上が隠れてしまうので、面接官があなたの表情を読み取ることができませんし、そもそもあなたの顔を覚えてもらうことができません。
つまり、面接した内容を覚えてもらいにくくなってしまうのです。
面接中は、表情や話の中身、姿勢などをチェックしていますので、顔を隠すということは判断基準を1つ隠していることになります。
マスクは、面接室に入るまではしていたほうが良いですが、自分の順番になったらマスクはしまうようにしましょう。
鼻水が止まらない場合の面接時のマナー
鼻水が止まらなくなるという場合は、面接が始まる前に「申し訳ありません、鼻水が出てしまうのでティッシュをあらかじめ出しておいてもよろしいでしょうか?」と伝えることもお忘れなく。
ご存じという方も多いと思いますが、面接中はポケットに手を入れることもNGです。
声がでにくい場合は
風邪をひいてしまい面接で声が出にくいという場合もあると思いますが、その際には事前に面接官に伝えるようにしましょう。
黙っていてもすぐにバレてしまいますし、イメージも悪くしてしまいます。
ですが、事前に伝えておくことで少なからずマイナスのイメージは緩和することができるので、面接の内容で評価してもらうことができます。
また、咳がひどくて話すことが困難な場合は、面接は諦めるようにしましょう。
あなた自身は参加するつもりでも、「ゴホッゴホッ」と咳き込んでいる人の面接は、面接官からも周りの人からも嫌がられてしまいます。
風邪をひいても面接までに時間がある場合
風邪をひいてしまっても、綿瀬戸当日でなければしっかりとそれなりの行動をすることが大切です。
体調がすぐれないときには、面接日までに最善を尽くすということも大切です。
そもそも仕事を始めたら、できないことをいつまでも考えているのではなく、できることから行動して終わらせていくことが大切です。
熱や咳などは、風邪薬を病院に行ってしっかり処方してもらってゆっくりと寝ていれば少なからず体調は良くなると思います。
もし症状に変化がなければ、会社へ連絡をしてきちんと事情を説明してから辞退か延期のお願いをするようにしましょう。
さいごに
体調管理については自己責任ですので、「風邪をひいてしまったので…」というのは基本的にマイナス評価にしかなりません。
ですので、面接日が決まったらその1~2週間前くらいからは商業施設や人混みの場所は避けるようにしたり、マスクを着用・うがい手洗いなどの予防もしっかりと行うようにしましょう。
ピンチの時にも対応してくれるのが転職エージェントです。
賢く活用することで、より効率よく転職活動が行えるので、試しに数か所利用してみるのもおすすめ!