「今の業界では将来性に不安がある」
「30代になったけど、未経験の異業種の転職ってできるのかな?」
このように、転職を考える人の中には、同じ業種ではなく、これまでとは違った新しい異業種へと考えてる方も少なくはないことでしょう。
ですが、思ってはみても「未経験でも…」「年齢制限は?」と不安もあるとなかなか行動することも難しくなってしまいますよね。
そこでこの記事では、異業種への転職についてわかりやすく解説していきます。
【このページがとくにおすすめな方】
・異業種への転職を考えてる方
・異業種への転職を諦めかけてる方
・年齢別にみる企業が求める人材
・異業種を狙う場合のポイント
・異業種の面接でよくある質問
・異業種の転職でおすすめの転職エージェント
この流れでご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
異業種への転職を考えてる方
まず、異業種への転職は通常の転職活動よりもさらにハードルが高くなっているということは意識しておきましょう。
やっぱり、最初に意識しているのとそうでないのでは、不採用が続いたときの精神的なダメージも変わってきます。
とくに年齢が大きくかかわり、ミドル世代の異業種への転職は半数以上の方が失敗を経験しているほどです。
20代前半は新卒と同じ扱いをする企業も多いのですが、25歳くらいを境に企業の見る目も変わってきます。
そして30歳という壁を超えるかどうかによって、さらに難しくなっていくのです。
ですが、難しいということであり、絶対に不可能というわけではありません。
また、「異”業種”」と「異”職種”」でもまた違いがあります。
それぞれの特徴を簡単いまとめると以下のようになります。
■異業種とは
業界をかえることで、例えば医療業界であなたが働いていて、転職先をIT業界にする場合は異業種になります。
■異職種とは
職種というのは、営業や会計、プログラマーなど様々な職種がありますね。
もしあなたが現在、会計をしていて、転職先にプログラマーを選んだのなら異職種になります。
異業種への転職を30代以上で諦めかけてる方
転職の中でも異業種へは難易度もかなり高いというのは事実ですが、それを理由に諦めてしまう必要はありません。
その理由は以下の2つあります。
②給与や待遇が良くなる可能性がある
それぞれもう少し具体的に解説していきます。
異業種への転職は不思議なことではない
転職というキーワードはつい最近生まれたものではなく昔からあります。
それでも一昔前までは、経験を活かすことのできる同じ業界での転職を考える人が多かったのですが、現在はそんなことは全くなくありません。
転職を希望している人のおよそ半数近くが異業種への転職を考えている、もしくは行動をしてるというデータもあるほどです。
企業側も、そういった実情は理解しているところも増えていますので、自分の中で勝手に判断して諦めてしまうのはもったいないです。
給与や待遇が良くなる可能性がある
「転職をすると給与が下がってしまう…」
このような口コミなどをネット上ではよく見かけますよね。
これは、完全な未経験として転職活動をしている場合です。
例え業界は違っていても、前職と同じ職種を希望することで、場合によってはあなたの能力が認められて、転職を成功させることができる上に、収入アップという可能性も高まります。
少し前の話に戻りますが、例えばあなたが金融系の営業職をしていたとしましょう。
このとき、職種は同じで業種をかえるのなら、不動産業界で営業職として転職を考えるなどのパターンがあります。
業種は違っても、同じ営業職というように職種を前職と同じにすることで、あなたのスキルや経験などを活かすことができるため、未経験ではなく経験者としての転職活動が可能になります。
すると、給与の交渉などもしやすくなるため、給与や待遇面が良くなる可能性もあるということです。
しかも、この方法なら経験者として転職活動をすることができますので、より厳しさが増す30代以降の方にもおすすめです。
年齢別にみる企業が求める人材
年齢が上がるほどに異業種への転職は難しくなっていくとされてる理由も気になりますよね?
例えば、
●20代:
異業種でも異職種でも転職しやすく応募できる求人も豊富
●30代前半:
34歳くらいまでであれば未経験とはいえまだ応募できる求人はある!30代前半に新しい職種にチャレンジする人も多く、新しい業界にチャレンジできるラストチャンスともいえる。
●30代後半:
企業側としては、経験者を求める傾向がより強くなるので、応募できる求人を探すだけでも大変。職種をそろえることで、転職のしやすさを高めるのがポイント。
●40代~50代:
管理職として優秀であれば異業種への転職も可能性がある。
このようになります。
一般的にはやはり30歳以上になると即戦力を求める企業が増えるため、業界未経験でも職種で経験を積んでいれば、ある程度の年齢になったとしても採用される可能性も高まります。
また、どんな企業にもほぼ必ずある・必要とされるスキルや経験があると転職に有利になります。
例えば以下のようなスキルや職業です。
☑英語
☑営業
☑接客
☑コンピューター
このような経験が豊富なら業種を問わず職種をアピールすることで有利に活動ができます。
30代以上は未経験でも資格を持ってれば大丈夫?
「30代以上の未経験の転職でも、資格を持っていれば大丈夫じゃないの?」
このように思われる方もいらっしゃると思います。
まず結論からお伝えすると、あなたの想像以上に”無力”です。
たしかに資格を取得しているということは、それなりの知識がある証になるのですが、あくまでもアピールとして使いやすいのは20代~30代前半くらいまでです。
それ以上になると採用担当者が見るのは、知識よりも経験です。
即戦力になりうるのかどうかを重要視する面接官も多いですので、資格を持っていれば年齢の穴埋めができるという考えは、少し無謀すぎます。
異業種を狙う場合の大切なポイント
異業種への転職はかなりハードルが高いからこそ、一般の転職よりもさらに念入りな準備や対策が必須になります。
すこしでも転職の成功率を上げるために大切な3つのポイントをご紹介します。
②企業調査をする
③書類選考や面接対策をする
それぞれを詳しく解説していきます。
準備をする
まずは、あなたが転職する理由や目的を明確化することが大切です。
「なぜ異業種へ転職したいと思ったのか」
その理由を明確にしておくことが大切です。
ここをあいまいなまま活動をしても、結局同じ悩みがあればまた転職を考えるようになってしまいますよね。
理由と突然言われても混乱してしまうかもしれませんが、そこまで難しく考えることはありません。
例えば、
「人間関係をかえるため」
「給与や待遇改善のため」
「やりたい仕事があるから」
など、人それぞれ理由が異なると思いますので、このように箇条書きでよいのでどんどん書き出してみましょう。
そこからさらに、今の職場でその悩みを解決することは本当にできないのか?ということも明確にしておきましょう。
なぜなら、転職をしてから前職のほうが様々な面でよかったと後悔する人も少なくないからです。
こうすることで、転職した後で後悔するリスクも減らすことができますし、求人を探す際の基準にもなります。
企業調査をしよう
いろいろと考えたうえで、転職を決意したのなら、次は「企業調査」も行っていきましょう。
あなたが考えてる業種や会社は、どのような人材を求めているのかをしっかりと調べておくことが大切です。
自分に足りないスキルを求めている企業に応募しても、採用されるのは難しいですよね。
だからこそ、「求人票」や「会社のホームページ」など様々な情報を活用して、企業情報を集めていくことも大切です。
また、このとき転職エージェントも複数利用するとより効率もアップします。
転職エージェントでは、独自の非公開求人なども取り扱っているので、単純に応募できる求人数を増やすことができます。
さらに、無料でプロのエージェントがあなたの希望に合う企業を探してくれたりもしますし、企業の裏情報なども教えてくれます。
社風や職場の雰囲気や環境など、求人票を見るだけではわかりにくいところの情報も持っています。
そして、転職エージェントにはそれぞれ独自求人を保有していますので、複数を利用することでより多くの企業調査をすることができます。
ただし、あまり多くのエージェントを利用してしまうと、連絡などのやり取りをすることも増えてしまいますので、2~3サイトくらいを使い分けながら余裕があれば増やしていくのがおすすめです。
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異業種の面接でよくある質問
20代と若い人でも、異業種間で転職を繰り返していると、ほぼ面接で必ず質問されるようになるので注意が必要です。
もちろん年齢を問わず、ほぼ質問されることになるので、ここではよくある質問と回答するときに意識したいポイントをいくつかご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
【この業界を選んだ理由は?】
ほぼ必ず質問されるのが「この業界を選んだ理由は何ですか?」という質問です。
これは、採用担当者が質問することで、あなたが本気で働く意欲があるのかや、前職との関係性などについて知るために質問をしてきます。
異業種でも適職を探しているのか、ただの興味本位なのかをしっかりと見極めることができなければ面接官としては失格です。
そこで回答するときに意識しておきたいのは、
☑選んだ業界で働きたいという強い志望動機
☑その業界を知った理由
☑応募したい業種でも役にたつ根拠と経験やスキル
この3つのポイントを入れて考えておくのがおすすめです。
【これまでの失敗した経験を教えてください】
異業種への転職になると面接官からは少し意地悪な質問をされることもあります。
成功体験なら話しやすくても失敗談というのは評価を下げてしまいそうだと答えにくいですよね。
この質問を面接官がする理由は、「失敗した時にどのように克服したのか?」という情報を知るためです。
壁にぶち当たった時に、自分から解決するために行動や努力ができる人物なのか、それとも何もせずに諦めてしまうのかを知るための質問です。
この質問をされたときの意識しておきたいポイントは、
☑その失敗をどうやって乗り越えたのか
☑失敗からどのようなことを学ぶことができたのか
このようなところを意識して回答するようにしましょう。
異業種の転職でおすすめの転職エージェント
さいごに、異業種への転職活動をするとくに心強い味方となってくれるおすすめの転職エージェントをご紹介していきます。
少しでも難易度を下げるためにも、賢く使っていきましょう。
転職エージェントを選ぶ時のポイント
転職エージェントは今では数えきれないほどありますが、そのすべてがあなたにとって良いとは限りません。
そこで、あなたに合ったエージェントサービスを選ぶことが大切です。
とはいえ、実際に使ってみないことには合う合わないは個人差もありますので、まずは2~3ほどの転職エージェントに無料登録して、一度相談をしてみましょう。
転職エージェントは基本的に登録や会費などは完全無料ですので、気軽に利用できるのも使いやすいですよね。
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>>転職エージェントを複数登録して使い分けることのメリットや注意点
最初におさえておきたい転職エージェント2選
まず初めにおすすめするのは以下の2つの転職エージェントです。
☑doda
様々な業種の求人がたくさんあるのが特徴で、メディアなどでも紹介されるほど知名度もバツグンの転職エージェントです。
サポートも充実していて、書類添削から面接対策までしっかりとプロのエージェントがサポートしてくれるので、転職初心者の方も安心して利用できます。
ただし、未経験となると求人は少し少ない傾向にあるので、あくまでも経験者の転職用の求人が豊富です。
▼こちらから「doda」公式サイトへ▼
☑リクルートエージェント
dodaよりもさらに求人数が多い国内最大級の転職エージェント。
対象年齢も20代~30代・40代までと幅広く対応しているのもポイントです。
日本全国の求人に対応していますので、希望条件に合う求人を都会はもちろん地方でも探しやすくなっている多くの方が登録してる転職エージェントです。
▼こちらから「リクルートエージェント」公式サイトへ▼
どちらも圧倒的な求人数を保有しているので、転職活動をするのなら最初におさえておきたいサービスになります。
転職を考えたときには、取り扱ってる求人数が少ないと応募できる求人も少なくなってしまうので、求人数というのはやはり多いに越したことはありません。
数が多ければ、それだけあなたの希望に合う求人を見つけやすくなるというメリットもありますので、最初に登録しておきたいところです。
その他おすすめの転職エージェント
また、当サイトでは、上記2つの転職エージェント以外にも以下のページも人気がありますので、余裕があればこちらからもぜひ探してみてくださいね。
>>就職・転職支援サービスのおすすめサイトを比較!人気サイトは?