「これから転職活動をするけど、企業研究って実際のところなにを調べるのがいいのか分からない…」
就活や転職でも、企業研究が大切ということはよく言われていますよね。
ですが、具体的に何を調べてどのように活かすのか分からないと悩んでいる方も少なくはないと思います。
そこでこの記事では、企業研究についてわかりやすく解説していきます。
【このページでわかること】
☑企業研修とは?
☑研究しないことのデメリット
☑研究することのメリット
☑やり方やコツ
☑それでも不採用が続くときの対策
このような内容でご紹介していきます。
目次
企業研究とは?
「企業研究」とは、就活や転職活動をするときに、あなたが興味を持った企業や応募する企業について調べて、どのような会社なのかを理解することです。
この会社情報についてしっかりとリサーチすることで、本当に働きたい会社・職場なのかや、ミスマッチをしていないのか?などを知ることになります。
ですが、元面接官だった私の経験では以外にも就活生や転職活動をしてる人の多くが、この企業研究というものをしてきていません。
やはり、「調べものをするのが面倒だから」など、少しでも楽をして採用されたいという気持ちもあるのかもしれませんね。
ここからは研究しないことのデメリットについてお話していきます。
企業研究をしないことのデメリット
企業研究をしないと、そもそもどんなデメリットがあるのでしょうか?
そこでまずは、デメリットについて理解していきましょう。
・希望条件とのミスマッチをする可能性がある
・面接でHPなどに記載がある質問をすると興味や関心がないと思われる。
・志望動機や自己PRを書くのに時間がかかる。
などのようなデメリットがあります。
ここからは1つ1つのデメリットについて解説していきます。
・希望条件とのミスマッチをする可能性がある
就活や転職をするときに、入社後に「思っていた企業と違う…」とすぐに辞めたくなる人も多いです。
その理由が、あなたの希望条件と企業側の仕事内容や社風、職場環境などがズレているためです。
ミスマッチをした会社で長く働くのは精神的にもつらいですし、だからといってすぐに辞めてしまうと、それは今後の転職活動でも悪い方向へ影響が出てきてしまいます。
・面接でHPなどに記載がある質問をすると興味や関心がないと思われる。
面接からの質問や、最後にあなたからの質問することができるときに、職種や仕事内容など、少し調べればわかるような質問をする人はほぼ不採用になります。
なぜなら、調べればすぐにわかることさえ「めんどくさい」という理由でさぼっていると、会社や仕事に今日もも関心もないと判断されてしまうためです。
つまり、仮に採用したとしてもまじめに働いてくれない可能性が高いですので、面接官としてはこのような情報を見逃すことはありません。
・志望動機や自己PRを書くのに時間がかかる。
志望動機や自己PRでは、会社に自分のスキルや経験をアピールしながら、仕事に対してどのように活かしていくことができるのか?ということを伝えられるのかどうかは重要です。
スキルや経験などは自分のことなので、それなりに分かっているつもりでも、その能力を会社のためにどう役に立たせることができるのかを説明することができなければ、面接官には響きません。
その結果、いろいろと悩むことのほうが長くなり書く時間ばかりかかってしまいます。
転職活動で企業研究をするメリット
「企業研究って、面倒だな…」
そう思っていませんか?でも、企業研究は転職活動の成功に欠かせない重要なステップなんです。
なぜ企業研究が大切なのか?
それは、まるでお見合いのようなものだからです。
結婚相手を選ぶように、あなたも「この会社で働きたい!」と思える相手を見つけなければなりません。
企業研究は、その相性を測るためのツールなのです。
企業研究をするメリットを3つのポイントで解説します
■ミスマッチを防ぎ、入社後の満足度を高める:
・自分の価値観と会社の価値観が合うかを確認できます。
・仕事内容や職場環境がイメージと違うというギャップをなくせます。
・入社後、すぐに辞めてしまうといったことを防ぎます。
■面接で好印象を与え、内定獲得に繋がる:
・企業への理解度を示すことで、あなたの熱意が伝わります。
・具体的な質問ができるようになり、面接官との会話がスムーズに進みます。
・企業への貢献イメージを具体的に伝えることができ、採用担当者に強い印象を与えます。
■転職活動全体を効率的に進める:
・本当にやりたい仕事、働きたい会社を絞り込むことができます。
・企業ごとに合わせた応募書類や面接対策ができます。
・転職活動のモチベーションを維持することができます。
企業研究のやり方
企業研究の重要性についてはここまでで理解したと思いますので、ここからはやり方(方法)について説明していきたいと思います。
最低限調べておきたいこと
「企業研究」をするときに、何を調べればいいのか分からないという方も多いと思います。
そこでまずは、最低限調べておきたいポイントからご紹介していきます。
・会社概要について
・経営方針や理念
・製造・販売してる商品やサービス
・業績
・その業界内での位置
・会社が対象とする顧客や市場
・グループ企業
このようなところは必ず調べておきましょう。
なぜなら、面接官は応募者には「これらのことは当然調べてきているはず」ということを前提に面接をしています。
そのため、あなたの第一志望でも第二や第三志望・・・というように順位に関係なく、応募する以上は必ず調べる必要があります。
このような情報は、会社のホームページを見ることで掲載されているはずです。
もし、一部記載のないところがあってわからなければ、その項目は「質問」するつもりで分けておくようにしましょう。
企業研究は大切なことですが、1つの会社情報だけに時間をかけすぎるのは非効率ですので、メモ帳やノートに、最低限おさえておきたい項目をまとめておく、後は記入するだけに準備しておくとスムーズにできます。
企業研究におすすめの情報の集め方
会社のホームページを見ることが一番確実です。
その会社のものなので情報はすべて正確なため、後で確認作業をする手間も時間も必要なくなります。
会社名で検索して、「会社概要」や「事業内容」「採用情報」などのページがあれば一通りチェックしていくと、必要な情報を得ることができます。
それだけでは不足しているときには、ネットで検索をして調べる方法もおすすめです。
その時の検索は「企業名+〇〇」で検索すると効率よく探すことができます。
ただし、検索で情報を集める場合には嘘や古い情報なども混ざっているので、すべてを信用するのは危険です。
この場合は、転職サイトなどを利用してみたり、企業が運営するサイトを探すのがおすすめです。
そして念のために、集めた情報が正しいのか確認することも忘れないようにしましょう。
企業研究したことを志望動機に活かしてアピール
企業研究をすることのメリットはミスマッチなどを防ぐ以外にも「志望動機」を書くときにも的確にアピールすることができるようになることです。
企業情報をまとめた項目と、あなたのこれまでの経歴や経験・ノウハウなどをまとめた項目を並べてみましょう。
そこから、どこを組み合わせてアピールするのかを導き出していくことができます。
志望動機を作るときには、
☑入社後にチャレンジしたいことや、スキルや経験から企業に貢献できること
この2つの項目は最低でも入れておきたいところです。
また、面接では「なぜ転職を決意したのか?」という質問をされることも多いですので、この2つ以外にも前職を辞めることになった理由や経緯についてもまとめておきましょう。
企業研究はめんどくさい!はもったいない
企業研究というと、「何時間もかけて行うのはめんどくさい」と考える人も少なくはないと思います。
ですが、研究をして調べたことは入社後にも役に立つのです。
入社後のミスマッチを減らすことができるし、面接対策にも利用することができるので、しっかり行っていれば、むしろその後は効率よく動くことができます。
もし、それでもめんどくさいと感じるときには、あなたが興味関心のある企業を探してみるのもおすすめです。
そこから、あなたが働きたい職種や業種・環境などが見えてくることもあります。
まずはスキマ時間から、興味のある会社を探して研究してみるところから始めてみましょう。
まとめ
今回は、企業研究とはどのようなものかややり方などについてご紹介してきました。
実際に面接官もしていた私の経験では、この研究をやっていない方もかなり多いです。
つまり、応募先の会社情報についてしっかりと調べていくだけでも面接官には良いアピールになることでしょう。
このとき手帳やノートに、しっかりと情報を書き出していれば志望動機を作るときにも必要な情報をすぐに集めることができるので、ぜひやってみてくださいね。
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