4月から新しい職場で働く人もいれば、人事異動や新事業が始まって忙しくなるという人もたくさんいます。
そのため、このタイミングで転職を真剣に考える人も少なくありません。
ですが、転職市場のピークは一般的には2~3月、9~10月と言われていますので、「求人数が減っているこのタイミングは難しいのでは?」と考える人も少なくないでしょう。
ところが、4月から5月にかけてもじつは転職活動をする人にとってはうれしい穴場の期間でもあるのはご存知でしょうか?
上手く活動することで、思わぬ求人に出会えるチャンスもあるのですが、やはり気になるのは「どんなメリットがあるの?」「デメリットの方が大きいのでは?」ということではないでしょうか。
そこでこのページでは、4月からの転職活動を始めるメリットやデメリットについて詳しく解説していきます。
新卒で入社した会社がブラックだった・・・と悩んでいる人も、ぜひお役立てください。
4月からの転職活動は難しいのか?
4月からは新卒で入社してくる新入社員が入ってくる季節ですよね。
さらに、この4月から仕事をスタートさせるために早い段階から就活をしている転職者も多い季節になります。
ですから、この時期に転職活動を始めようと思ったときに気になるのが、
「4月からだと難しい?」
「求人が少なくなってるかも・・・」
というような不安も持たれる方も多いかもしれませんね。
ですが、実際のところ転職市場には確かにピーク時というものがあるものの、1年を通して求人が全くなくなるということはありません。
ですから、仮に新卒で入社した企業がブラック企業だった場合でも転職活動ができないわけではありません。
むしろ、3月の段階で事業やそれまで取り組んでいたプロジェクトが終わり、新しい活動がスタートする時期ですので、逆に普段はあまり求人を出さないような企業の求人を見つけることができる可能性もあるのです。
希望条件の見直し・再確認をする
4月~5月にかけては、転職市場はやや下降気味ですので、求人はあるものの数が限られています。
そこで、気になった求人や希望条件に当てはまる企業を素早く見つけて応募することが重要になります。
もし、今の段階で、あなたが転職先の会社にどんなことを求めているのか、何も決めていないという場合には、今からさっそく希望条件をまとめていきましょう。
希望条件のまとめといっても難しいものではありません。
以下のような箇条書きでも良いので、まずはどんな条件の会社を探しているのかを書き出しましょう。
・職種や業種:営業や製造・IT系など
・勤務エリア:地元・都会など
・通勤時間 :1時間以内など
・職場の雰囲気:和気あいあい・モクモク作業など
・給与 :月収15万・20万など
・休日 :週休2日制・4勤2休・土日休みなど
・その他 :上記以外に求めること(昇給や賞与・月の残業時間など)
一度このように書き出してみることで、自分の希望としているのが現実的なことなのか、それとも実力以上の無理な条件なのかをハッキリ分かりやすくしましょう。
また、希望条件を100%かなえてくれる企業というものはありません。
この中からさらに、優先順位をつけることで応募することができる企業を素早く見つけることができるようになります。
4~5月は1年の中でも求人が減少傾向にありますので、このように条件を明確化しておくことで、迷わずに応募するのかしないのかを判断することができるようになります。
転職活動は行動力が大切
在職中の方であっても、いつどのタイミングであなたの働きたい職種や、やってみたい業種の求人が出ているのかは誰にもわかりませんので、もし転職を真剣に考えたら、4月からでも時期は関係ありませんので全力で取り組むようにしましょう。
実際、仕事探しを始めるといろいろな企業の情報が入ってくるようになります。
もしかしたら、今働いてる職場の環境は他に比べるとマシということも考えられるのです。
行動することで、今の職場の環境が本当に良いのか・悪いのかの判断をすることができますし、行動をすることで穴場の企業求人に出会える可能性も高くなります。
行動をしないことにはチャンスは0ですからね。
仕事探しを始めても、求人数が少なく希望に合う会社を見つけることができなかった場合は、情報を集めるといった方法もおすすめです。
あなたが希望している会社の情報を集めて、どのタイミングで求人の募集を出しやすいのかなどですね。
こういった情報は、転職エージェントなどを利用していると意外と入手することができたりしますので、一度利用してみるのもおすすめです。
【参考記事はこちら】
もし活動をしていたにもかかわらず転職が決まらなかったとしても、6月以降になればまた転職市場は活性化してきますので、求人数も増えてきます。
そのタイミングに備えて、この4月からいろいろと準備を進めていくことで、大きな波が来たときにも乗り遅れることなくスムーズに転職ができる可能性が広がっていきます。
4月からの転職活動のメリット・デメリット
前置きが長くなってしまいましたが、ここから今回のテーマの本題となる4月から転職活動を開始するメリットやデメリットについて見ていきましょう。
デメリット
●求人数が少ない
●ライバルが多い
4月からの転職活動のデメリットはこの2つです。
先ほどもお話したように4~5月は、新卒で入社した新人の育成や、新プロジェクトのスタートということもあり、企業は内部に力を入れている時期になりますので、求人の募集を出す企業が減少気味です。
しかも、3月いっぱいで退職している人もこのタイミングで仕事を探し出したりする人が多いのです。
そのため、少ない求人に多くの方が応募する形になってしまうため、自然とライバルが多く感じやすくなってしまうのです。
在職中の活動ならまだしも、仮に仕事を辞めてしまっていたとすると無職となっている期間を長引かせてしまう可能性もあります。
企業側としては、無職の期間が長くなるほど「怪しい・本当に大丈夫なの?」というように不信感を持つようになってしまい、書類選考で落とされやすくなってしまいます。
【参考記事はこちら】
このように、4月はいろいろとデメリットもあるということは理解しておきましょう。
メリット
●急募で募集する求人が増える
●普段は募集しない企業の求人が出ることもある
4月の転職活動にはこのようなメリットもあります。
4月に入った新人がすぐに辞めるという可能性も十分考えられますので、そういったときに「急募」として求人募集を出す企業がふえます。
そのため、「すぐにでも新しい会社で働きたい!」と考えている人にとってはかなり良い時期といえるでしょう。
また、上記と同じ理由で新人が辞めてしまったために、普段は募集をあまり出さない企業の求人が出やすい時期でもあります。
こういった穴場の情報を見逃さないようにするためにも、求人サイトや転職エージェントなど、使えるサービスは前もって登録しておくことが大切です。
結局は、転職が成功できるかどうかは、あなたの行動力にかかっています。
応募することもそうですし、履歴書や職務経歴書・面接対策がわからなければ、関連した書籍を購入したり、エージェントや支援サービスなどを利用して学んでいくしかありません。
4月の転職活動には、意外とメリットも隠されていますので、うまく募集された企業を見つけられるように、情報収集は小まめに行うようにしましょう!
転職の準備ができてない人におすすめのサイト
ここからは、転職をしようとは思っているけれど何も準備ができていないという人におすすめのサービスをご紹介します。
転職サイトと転職エージェントの両方をご紹介していきますが、それぞれ独自の求人を持っていたり、独占案件があったりもしますので、うまく併用することが求人幅を広げることにもつながりますので、賢く使い分けながら情報を集めていきましょう。
※転職サイトや転職エージェントはどちらも登録は完全無料です。
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