正しい履歴書の書き方は?元人事担当者がバラすポイントや心構え・注意点

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履歴書の書き方

仕事を探すときには、就職や転職・バイトであっても必ず履歴書の提出はありますよね。

でも、この履歴書ってあまり深く考えずに書いてしまっている人が多いのですが、履歴書からわかることもありますし、郵送する場合には採用の大きな判断基準になるのでとっても大切です。

ですが、

「履歴書の書き方なんてよく分からないよ」

志望動機ってどんな内容にすればいいの?」

というように、さまざまな疑問や不安を持っている方も少なくはないでしょう。

学歴や職歴をどう書けばいいのか、志望動機ってどこまで具体的に書くべきなの? 自己PRでアピールできることなんてないし……。

そう悩んでいる方は、もしかしたら「正しい書き方」を知らないだけかもしれません。

実は、人事担当者はあなたの履歴書のある部分を重点的にチェックしています。

逆に言えば、そこさえ押さえれば、採用担当者の心を掴む履歴書は誰でも作れるんです。

初めて仕事探しをしようと思っている方も、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

なぜあなたの履歴書は読まれない?元人事担当者がバラす3つの真実

履歴書を書くとき、ほとんどの人は内容にばかり気を取られがちですが、学歴、職歴、志望動機……。それぞれの項目をどう書くべきか悩みますよね。

でも、ちょっと考えてみてください。

私が人事として働いていたとき、毎日何十枚、多い日には100枚以上の履歴書に目を通していましたが、正直なところ、一枚一枚をじっくりと時間をかけて読んでいる暇はありません。

限られた時間の中で、私たちは「この人に会ってみたい!」と思えるかどうかを瞬時に判断しているんです。

 

つまり、履歴書の内容を熟考することも大切ですが、それ以前に「読んでもらうための工夫」ができていなければ、あなたの魅力は伝わらないまま埋もれてしまう可能性があります。

では、具体的に何がダメなのか?

今回は、私が実際に現場で見てきた「読まれない履歴書」の共通点から、3つの真実をこっそりお話ししますね。

 

真実①:書類選考はわずか数秒で決まる

人事担当者が履歴書を手に取ってから、最初の判断を下すまでの時間は驚くほど短いものです。

当時は応募書類が多すぎて、1枚あたり平均3秒から5秒で判断していましたが、この数秒間で「合格」「保留」「不合格」の3つに振り分けるんです。

なぜそんなに短い時間で判断できるのかというと、私たちは履歴書全体ではなく、特定の「重要なポイント」に絞ってチェックしているからです。たとえば、こんな部分を瞬時に見ています。

  • 写真:顔色が悪くないか、清潔感があるか
  • レイアウト:文字が詰まりすぎていないか、余白は適切か
  • 職歴:ブランクの期間、転職回数、経験職種はどうか

これらの要素は、あなたの第一印象を決定づけます。

 

想像してみてください。

雑に書かれた文字、貼り方がずれた写真、内容がぎゅうぎゅうに詰まった履歴書……。それだけで「この人は仕事も雑そうだな」というネガティブな印象に繋がってしまいます。

 

逆に、丁寧な文字で書かれ、適度な余白があり、パッと見て情報が頭に入ってくる履歴書は、それだけで「お、この人はしっかりしているな」というポジティブな印象を与え、「保留」や「合格」のグループに入りやすくなります。

まずは「読みやすさ」と「丁寧さ」を意識すること。それが、あなたの履歴書を「読まれる」履歴書に変える最初のステップです。

 

真実②:「どこでもいい」と思わせる履歴書は即NG

多くの人が陥りがちなのが、「使い回しの履歴書」です。

「この会社は給料が高いから」「家から近いから」といった理由で応募していませんか?

人事担当者は、何十、何百という履歴書を見ているので、テンプレートのような志望動機は一瞬で見抜けます。

最近はAIを使って作成している方も増えてるようですが、やっぱり機械特有の文脈や流れというのもあるので、分かりやすいと人事仲間も言っています。

 

これは、あなたがその会社に対して本気で興味を持っているのか、それとも「仕事ならどこでもいい」と考えているのかを判断するためです。

特に、「なぜ数ある会社の中で、うちを選んだのか?」という熱意が伝わってこない履歴書は、すぐに「どこでもいい人」というレッテルを貼られてしまいます。

 

企業は、自社の理念やビジョンに共感し、長く貢献してくれる人材を求めています。

だからこそ、応募先の企業についてきちんと調べ、「この会社でなければならない理由」を明確にすることが非常に大切なんです。

「家から近い」という理由しか見つからない場合でも、無理に嘘を書く必要はありません。

例えば、「御社の〇〇という製品に感銘を受け、私もこの製造に携わりたいと思いました」といったように、会社の事業内容や商品に触れることで、ぐっと説得力が増します。

「あなただけの志望動機」を作成することが、採用担当者の心を動かす何よりの近道です。

 

真実③:たった一つのミスが評価を大きく下げる

履歴書は、あなたの「仕事への姿勢」を映す鏡のようなもの。

だからこそ、たった一つのミスが、あなたの評価を大きく下げてしまうことがあります。

 

一番よくあるのが、誤字脱字や修正液の使用です。

「たかが誤字」と思うかもしれませんが、人事担当者は「注意力が足りない人」「だらしない人」という印象を持ってしまいます。

過去に、とても優秀な経歴を持つ方の履歴書で、日付の記載ミスや会社の正式名称の間違いを見つけたことがあります。

どんなに素晴らしいスキルがあっても、こうした基本的な部分でミスがあると「本当にこの人は細かな作業を任せられるのだろうか?」と不安になってしまうんです。

 

履歴書は、あなたと会社の最初の接点です。

ビジネスの書類として、丁寧に、正確に作成することが何より重要になりますから、もし書き間違えてしまったら修正液や修正テープを使うのではなく、新しい履歴書に書き直すのが基本です。

少し面倒に感じるかもしれませんが、そのひと手間があなたの評価を守り、高めることにつながるんです。

 

採用担当者の心を掴む!履歴書の書き方マニュアル

ここからは、いよいよ具体的な履歴書の書き方について解説していきます。

先ほどお話しした「読まれる履歴書」のポイントを踏まえ、各項目をどう書くべきか、元人事の視点から詳しく見ていきましょう。

このマニュアル通りに進めれば、あなたが持つ魅力が最大限に伝わり、採用担当者も「ぜひ会ってみたい!」と思うはずです。

 

学歴・職歴:正直に、かつ戦略的に書くコツ

履歴書には学歴や職歴を記載する欄が必ずあります。

学歴は、最低でも最終学歴は必ず書くようにすることが大切です。

ただし、1つ注意点としては、通信教育や塾などは、学歴にはなりませんので記入しないようにしましょう。

ですが、大学や専門学校の定時制や夜間に通って卒業をした場合は立派な学歴になるので、記入が必要になります。

 

職歴がない、少ない場合の対処法

そして職歴になるのですが、学歴と続けて記入するとよく分からなくなってしまいますので、学歴を書いた2~3行ほど空けてから職歴を記入していきましょう。

また、もし働いた経験がないという方は、空欄にするのではなく、「職歴無し」というように記入するようにしましょう。

 

またアルバイトやパートでも、短期バイトなど1年に満たないような経験の場合は記入する必要はありません。

ですが、逆にバイトでも2~3年も続いていて、かつ応募先の企業が似たような職種であるならば、バイトでも記入することでアピールすることができるので記入するようにしましょう。

 

正社員で1年~2年ほどでやめてしまった場合も、しっかりと記載することも大切です。

その場合は、面接になったときに必ず辞めた理由を聞かれることになりますので、しっかりと応答できるようにしておきましょう。

 

私も高卒で正社員として入社した会社がブラック企業だったために3カ月で辞めています。

もちろん、理由は「ブラックだったから」なんてことは言えませんよね。

そのため、当時の給料明細をしっかりと保管していて、必要であれば見せて説明するようにしていました。

日曜休み+土曜は月2回休み、月22日勤務で給料は手取りで5万円だったので、これでは生活することはできませんからね。

余談ですが、この会社は今はもう倒産していてありません♪

 

免許・資格:正式名称で書くべき理由とメリット

あなたが持っている免許や資格は、あなたのスキルや専門性を証明する重要な要素です。

ただし、ここでやってはいけないのが省略して記入することです。

 

省略せずに書くべき理由

例えば、車の免許を持っていたとしたら「自動車免許」と記入するのはNGです。

しっかりと「第一種普通自動車免許」というように、省略をしないで正式な名称で記入することも大切です。

 

免許や資格の部分は、採用担当者は必ずチェックするポイントの1つです

仕事に役に立つスキルや資格を持っている人を、優先的に採用したくなるのは会社としてはあたりまえですからね。

正式名称で書くことは、ビジネスマナーを理解しているかどうかの判断基準にもなります。

何も持っていない方は、空欄にするのではなく「なし」などは入れるようにした方が良いです。

 

仕事と無関係な資格でも書くべき?

応募する職種と直接関係がなくても、あなたの学習意欲探究心を示すことができる資格であれば、記載することをおすすめします。

例えば、製造業に応募する方が「簿記3級」の資格を持っていれば、経理の知識があることをアピールでき、「コスト意識を持って仕事に取り組んでくれるだろう」という良い印象を与えることもできます。

 

自己PR:自分の強みを仕事に繋げる方法

履歴書には、自己PRを記載する欄もありますよね。

ここでは、自分を客観的に見ることができればいいのですが、なかなかそうはいきませんよね。

いまいちよく分からないときには、中の良い友人や恋人などに相談してみるのもおすすめです。

他にも、バイトの経験があるのであれば、そのときに学んだことなどをメインに書くだけでも自己PRにもつながりますよ。

 

未経験でもアピールできることリスト

未経験でもアピールできることはたくさんあります。

  • 継続力(例:趣味の〇〇を5年間続けている)
  • コミュニケーション能力(例:カフェでの接客経験)
  • 課題解決能力(例:アルバイト先の売上向上に貢献)

 

志望動機:なぜその会社でなければならないのか?

志望動機は、採用担当者が最も重視する項目の一つです。

「なぜこの会社で働きたいのか」というあなたの熱意を伝えることが、内定への扉を開く鍵となります。

ここは意外と多い内容が、

「給料が高いから」
「自宅から近くて・・・」
「大手企業で将来も安心できそうだから」

など、あまり深く考えずに記載している人が多いのです。

でも、このような志望動機だと、採用官からすると「他の会社でも別に良いのでは?」と思われてしまいますよね。

そのため、あなたがこれから応募しようと思っている職種に合わせた志望動機を考える必要があります。

 

例文1:未経験職種への転職

例えば、私は製造業で採用担当をしていたことがあるので、そのケースで例文を1つ紹介してみると、

昔から物を作ることが好きで、自作パソコンを組み立てたり、ラジコンなどの細かい作業をコツコツと続けることが得意です。そのためモノづくりに携われる仕事をしてみたいと思い貴社に志望させていただきました。仕事は未経験ではありますが、真剣に取り組んで少しでも早くお役に立てるよう頑張りたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

 

これは、まだ働いた経験がない人を例にしてみたのですが、このような感じで長くなりすぎず、かつ希望した職種と得意なことや好きなことがマッチする内容にすることで志望動機には十分です。

 

例文2:同業種への転職

同業種からの転職の場合、なぜ前の会社ではなく、この会社を選んだのかを明確にすることが大切です。

例:

「これまでの〇〇業界での経験を活かし、さらなるキャリアアップを目標としております。中でも御社は〇〇に強みをお持ちで、私の〇〇というスキルを活かせるのではないかと感じ、志望いたしました。」

 

アルバイトやパートでも、同じ職種ですでに経験があるのであれば、そこはアピールポイントにもなりますし、「バイトをしていてこの業界で正社員として働きたくなった!」というように強い意志を伝えることができれば志望動機としては問題ないでしょう。

 

ポイントのおさらいをすると、

●求人の内容はきちんと把握している?(志望動機を使いまわししていないか?など)

●企業が求める人材に合っているかどうか

●スキルや経験・知識を活かすことができるか

ここを注意しながら、あなたなりの志望動機を作成するようにしましょう。

 

特技や好きな科目

30代以降になると好きな科目といわれても困ってしまいますが、特技も応募する企業の仕事と全く関係がないようなら書かない方が良いです。

製造業なら、モノづくりが得意・好き!となりますし、接客業なら人と接するのが好きというように、応募先の職業に関連した特技や科目を選ぶようにした方が良いです。

 

履歴書を書くときの注意点

ここまでは履歴書の書き方についてみてきましたが、ここからは履歴書を書くときに注意しなければいけないポイントをいっしょに見ていきましょう。

 

使うペンについて

履歴書を書くときには、黒のボールペンを使うことが一番です。

中には青でも良いとは言われていますが、多くの方は黒のボールペンを使って書いているので青だと逆に悪目立ちしてしまいます。

 

また、消しゴムで消すことができるボールペンやえんぴつ・マジックなどはNGですので注意するようにしましょう。

黒のボールペンくらいならコンビニでも買うことができますので、履歴書といっしょに買っておくようにしましょう。

【参考記事】

履歴書の作成でボールペンを使うときの注意点・選び方
履歴書を手書きで作成するときに「ボールペン」を使うと思いますが、普段PCで作っているとどんなボールペンを選べばいいのか分からなかったもするので不安になってしまいますよね。そこで今回は、履歴書の作成でボールペンを使うときの注意点や選び方のポイントなどを詳しく解説していきます。これから作成しようと思っている人もぜひお役立てください。

 

もし間違えてしまったときは

人は誰だって誤字や脱字をしてしまいますよね。

こればっかりはいくら気を付けていても、無意識で間違えてしまうこともあるでしょう。

誤字・脱字をしてしまったときは、修正液やテープを使うのではなく、できれば新しい履歴書に0から書き直すことをおすすめします

ミスが多いと、それだけでも仕事の内容次第では採用の判断にされる可能性も十分あります。

紙がもったいないですが、評価を下げないためにも慎重になりつつも丁寧にやり直すことが大切です。

 

履歴書を郵送する場合の注意点

会社の求人に応募したときには、2つのケースがあります。

1、そのまま会社に行って面接を受けるパターン
2、まず履歴書を郵送して、審査に合格してから面接をするパターン

1番は、自分で履歴書を持っていきますので、とくに問題はありませんが、郵送する場合は出来れば以下のポイントに注意しておきましょう。

●封筒は無地の白色の封筒を利用する

●履歴書のコピーをとっておく

封筒は無地で白色の封筒を使った方が失礼がないのでおすすめです。

とくに、頭の固い面接官にあたってしまうと茶封筒でも失礼だと思われる方もいるようですので、白色の封筒を選んでおくようにしましょう。

 

また、1次審査を通過して面接をするときに、手元に履歴書がないと何を書いたのか自分で内容を把握できなくなってしまいますよね。

にもかかわらず、面接官は履歴書を見ながら質問をしてきますので、念のためにコピーをとって保管しておくようにするのがおすすめです。

【あわせて読みたい】

履歴書の郵送方法は「ポスト」?「郵便局の窓口」?正しいのは
履歴書など応募書類を郵送する場合に「ポスト」でも良いのか、それとも「郵便局の窓口」が良いのか悩んでしまうという人もいらっしゃると思います。そこで今回は、履歴書の郵送方法は「ポスト」or「郵便局の窓口」どちらが正しいのかについて詳しく解説していきます。また封筒の宛名の書き方についても解説していますので、ぜひお役立てください。

 

まとめ

今回は、履歴書書き方についていろいろとご紹介してきましたが、いかがでしたか。

面接官や採用担当者も人ですからチェックするポイントは少なからず異なりますが、今回紹介したポイントに注意しながら履歴書を書いていけば特に問題はないでしょう。

志望動機も、長々と書く人もいますが、たくさんの人を面接する場合は、そこまで細かく見ることはありません。

そのため、短すぎず、でもキレイにまとめられている方が読んでもらえる確率もアップします。

 

履歴書は、正社員でも派遣でもアルバイトでも、共通しているところでもあるので、「バイトだから」といって手を抜かずに、日ごろから丁寧に書くクセを身につけておくと本番でもしっかりとした内容で、誤字や脱字もなくなります

中には、「自分は字が汚いから」という人もいますが、汚い=雑ではありません。

字が汚くても、丁寧に書いている努力が見えればちゃんと評価してもらえますので、慌てず・焦らずにじっくりと丁寧に書いていきましょう。

 

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