これからアルバイト探しを始めようと思っても、近年「ブラックバイト」と呼ばれるところも増えているので、不安になってしまいますよね。
「もし応募先がブラックバイトだったらどうしよう…」
「ブラックバイトってどんな特徴があるのかな?見分け方はあるの?」
というように、いろいろと気になるという方もいらっしゃることでしょう。
バイトを始めたくても不安な部分が多いと応募しにくくなってしまいますよね。
そこでこの記事では、ブラックバイトとはどのような特長があるのかや見分け方のポイント、そして辞め方などについて詳しく解説していきます。
自分の身は自分で守らないといけませんので、しっかりと対策をして後で困らないようにしましょう。
目次
ブラックバイトとは
よく「ブラックバイト」という言葉は見聞きしたりするのですが、「具体的にどのようなバイトなの?」ときになりますよね。
バイト経験が少ないと、知らないだけでブラックバイトで働いていたという可能性もあるので、まずはどういったときにブラックバイトと呼ぶのかを見ていきましょう。
賃金(時給)に問題あり!
ブラックバイトの中でもとくに多いのが、お金に関数トラブルです。
よくあるパターンでは、給与の未払いや時給が最低賃金以下になっているというケースです。
さらに意外と気が付きにくいところではありますが、職場で使うものを購入したにもかかわらず、さらに給与からも引かれているなどがあります。
他にも、残業代を支払いたくない雇い主の中には定時でタイムカードを切らせて勤務時間を偽装させるようなケースもあります。
こちらはバイト以外にも契約社員や正社員などでもありうる話ですのでご注意ください。
シフトを無視される
ブラックバイトで多い特徴2つ目は、こちらの希望を無視したシフトや労働時間を計画に入れられてしまうということです。
アルバイトの特徴は、時間については融通が利きやすいというメリットがあるからこそ選ぶ人も少なくはないでしょう。
にも関わらず、こちらの希望をすべて無視されたり、求人票にあった勤務時間を超過するようなケースもあります。
他にも休憩時間にもかかわらず働かせてきたり、休憩時間が短いなどの場合もブラックバイトの特徴といえるでしょう。
このケースは、そのお店や会社の仕事量に対して人員が足りていないときに起こりうるので、おかしいと感じたときには、周りの人の作業量やまだアルバイト募集をしている状態なのかも確認しておきましょう。
働いている人(パワハラ・セクハラ)
ブラックバイトの特徴の中には、働いている人に問題があっても当てはまってしまうのです。
例えば、女性の方がセクハラやパワハラをされるような職場はブラックバイト確実です。
さらに、勤務中にもかかわらずサボったり、遅刻や早退が多い同僚がいる職場なども、管理者となっている社員の方がしっかり管理することができていないということですので、ブラックバイトといわれることもあります。
楽しく働くことと、サボることはまったく違いますので、このあたりをしっかりと管理できない場合は、将来的により大きなトラブルに巻き込まれる可能性もありますので、早い段階で他のバイト先を見つけた方が良いかもしれません。
ブラックバイト求人の見分け方・見抜き方
ブラックバイトとはどのような特長があるのかについては理解できたでしょうか。
ここからは、そんなバイト先は出来れば応募前に判断できるのが理想的ですよね。
そこでブラックバイト求人の見分け方・見抜き方についてもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
常に求人募集をしている
ブラックバイトでは、当然ですが働いている人は採用されてもすぐに辞めてしまいます。
つまり、求人サイトや求人雑誌で常に求人募集の広告を出しているような場合は、ブラックバイトという可能性がかなり高いといえます。
もちろん、新規工場の設立や新ラインの稼働などのようにきちんとした理由があるうえでたくさんの人員を募集している場合であれば、そこまで気にする必要はありません。
ここで考えておくべきことは、小まめに人が入れ替わっている職場ということはその職場にそれなりの理由があると判断することができます。
もし、求人票を見て気になったとしても、少し様子を見ておくというのも対策方法の1つです。
面接時での見分け方・見抜き方
求人を見てもすぐに応募しないと、もしかしたら優良バイトですぐに募集が終わってしまうかもしれませんよね。
これではいつまで経ってもバイトを始めることができなくなってしまいます。
そこで2つ目の見分け方は、面接をするときになります。
まず1つ目のチェックポイントは、掲載された求人情報と面接時の条件で違いがないのかをしっかりと確認しておきましょう。
分からないところがあれば、面接時にしっかりと面接官に質問をすることも重要です。
あなたの質問に対してしっかりとした回答ができないようなら、そこは辞めておいた方が良いかもしれません。
2つ目のポイントは、面接官の対応・態度です。
アルバイトの扱いが雑なバイト先では、すでに面接しているときから面接官の態度や対応に現れてくるものです。
アルバイトとはいえ、人手が足りず働いてもらうのですから最低限の礼儀は面接官であっても必要になるはずです。
もし、言葉使いが悪い・態度が悪いなどが見えるようであれば、仮に採用されたとしても良い職場ではない可能性が高いので、面接した時点で辞退することも意識しておくようにしましょう。
周りの評価から見抜く
アルバイト募集を出しているお店や会社の口コミを友人や親・親戚など、あなたの交友関係をフル活用して集めてみましょう。
とくに長くそこで営業をしているお店などなら、どこかしらで内部事情についても知ることができる可能性も高まります。
実際に働いたことがある人がいれば、そこで詳しく質問しておくことで応募をする前にブラックバイトなのかどうかを判断することができます。
また、ネットの掲示板でも口コミが投稿されているケースもありますので、「地域+お店・会社名」で探してみるのもおすすめです。
法律(労働基準法)も理解しておく
アルバイトだからといって、適当な理由をつけてくる悪質な事業者も少なからずあります。
そういったときに自分の身を守るためにも最低限の知識を得ておくことで、対応することができるのでおすすめです。
【労働時間について】
アルバイトという雇用では1日8時間以上、週に40時間以上の労働はできません。
そのため、8時間×5日で40時間になりますので、当然残業なんて不可能ですよね。
【休憩時間について】
アルバイトはフルタイムということは少ないかもしれませんが、休憩時間についても労働基準法で以下のように定められています。
●1日8時間を超えた労働⇒60分以上の休憩
このように最低でも6時間を超えた時点で休憩時間は必ずも受けられるものです。
どんなに忙しい時期であっても、この休憩時間を削減することはできません。
【最低賃金を確認する】
アルバイトは時給制になっているのですが、最低賃金というものが決められています。
この最低賃金は地域によって異なりますし、変動もありますので小まめにチェックをしておくようにしましょう。
【休む権利がある】
アルバイトだからといって働かせっぱなしにするということはできません。
もし、連続で勤務していて「今月休みがあったかな?」という時にはこの1カ月4日以上の休日をとっていたのか振り返ってみましょう。
ブラックバイト先で働いてる場合は?辞め方は?
では、すでにブラックバイト先で働いている場合や、仮に気が付かずに入社してしまった場合にはどうすればよいのでしょうか?
たとえブラックだったとしても無断で辞めてしまうのはNGです。
ブラック企業や店舗にあわせて、あなたのレベルまで下げるような必要はありませんので、バックレることなくきちんとやめることが大切です。
【早い段階で辞めることを伝える】
入社してすぐであっても、その職場がブラックバイトだったことがわかった時点ですぐに辞める意思を管理者や店長に伝えるようにしましょう。
とは言え、入社してすぐに口頭で伝えるのはさすがに伝えにくいですよね。
そんなときには、電話やメールなどでも問題はありません。
理由については、いろいろありますが、ブラックバイト先なら多少のウソをついても問題はないでしょう。
「就職先が決まった」「引越しをするので通いにくくなる」「家庭の事情で」など、ありきたりな理由でも良いので早めに辞めることは伝えましょう。
【辞めることを許されない場合は(引きとめられる)】
早めに伝えたにもかかわらず、さまざまな理由をつけて引きとめられてしまうという人も少なくありません。
実際にこのようなケースで悩んでいる方もいらっしゃるほどです。
ですがその場合も、相手先がブラックバイトであれば問題はありません。
お近くの労働基準監督署に相談をしましょう。
とくに先ほどの法令違反をしているのであれば、監督署からお店や会社に対してなにかしらの措置が行われますよ。
最後に
ブラックバイトというのは世の中に存在しています。
ですが、求人サイトや求人誌などを見ただけでは見分けが付きにくいので、いざ入社してしまったときのことも考えてある程度の対策もしておくようにしましょう。
今回は、アルバイトに対して少し悪いイメージの内容になってしまいましたが、基本的には優良バイトの方が圧倒的に多いですので、そこまで心配する必要はありません。
先ほど紹介した面接時の見抜き方を参考にしながら、気になる求人を見つけたときには早めに応募をしてチャンスを逃さないようにしましょう!
これからアルバイト探しをされる方には以下の記事が人気があります。
>>アルバイト探しにおすすめの求人サイト!探し方もあわせてご紹介