学生の方や、初めて会社に面接に行くときは、いろいろと不安なこともありますから緊張もしてしまいますよね。
「面接するときのマナーはなに?」
「面接ではどんな質問をされるの?」
「身だしなみで気を付けることは?」
「逆質問するときは、何を聞けばいいの?」
というように、不安もたくさんありますよね。
履歴書も大切ですが、この面接はさらに採用に関わる重要なポイントですので、しっかりと基本を覚えて対策することでより採用される確率もアップします。
そこで今回は、面接をするときのマナーや質問すべきこと、注意点についてご紹介していきます。
実際に、面接官もやったことがある私の経験も交えながら解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
面接をするときのマナーや質問すべきこととは?
企業に面接に行くときはもちろんですが、その前の電話で応募するところから採用されるかどうかの審査は始まっています。
ここでは、そんな面接をのりきるために大切なマナーや、働く前に知っておきたい質問すべきことなどについてご紹介していきます。
面接は電話応募から始まってる!
面接に行くまでには、あなたも求人誌や求人サイト、ハローワークなどを通じてお仕事を探していることだと思います。
探してる中で、気になった求人があれば電話をして応募をしていきますが、実はこの電話から審査が始まっているといっても過言ではありません。
これは、バイトでも同じように言えることですので、求人先に電話をする前には一呼吸して落ち着くことも大切です。
さらに、電話をするときには以下のものを用意しておくことも忘れないようにしましょう。
●メモ帳
●ペン
●応募先の会社情報が掲載されてる求人誌や求人サイトのコピー
電話をしたからといっても、そのまますぐに面接をしてくれるわけではありません。
企業にも都合というものがありますので、面接する時間や場所などを電話で教えてくれるので、忘れないように必ずメモを取るようにしましょう。
また、会社の場所がよく分からないときには、事前にパソコンやスマホの地図で場所や行き方を調べておくことも忘れてはいけません。
予定を組んでくれたにもかかわらず、面接に遅れてしまうというのはそれだけでも不採用と判断されてしまいます。
社会人に出た以上は、時間を守ることは基本中の基本ですので、最低でも5分前には到着するように行動しましょう。
知らない場所など土地勘がない場合は、事前に会社前まで行って道筋を覚えておくと失敗しにくくなります、
電話での求人応募をするときの注意点
電話で応募するときには、求人誌などを見ると「電話受付は●時~●時まで」というように記載されているケースが多いのですが、さらに応募先の職種によっては、電話を避けた方が良い時間帯もあるので注意が必要です。
例えば、飲食店などは、お昼や夕飯を食べる時間帯(12~13時・18~21時)などはお店が混んでいるため、連絡をしてもつながらない可能性も少なくありません。
電話の受付時間などが記載されていればとくに問題はないかもしれませんが、ざっくりとした記載であったり、なにも記載がない時には、このように働く業種によっては忙しい時間が異なりますので、注意するようにしましょう。
また、電話をするときには自分の言葉を相手にしっかりと使えることはもちろん、電話先の声もしっかりと聞こえないと大切なことを聞き逃してしまう可能性もあります。
そのため、電話で応募するときには、周りが静かな場所で、かつスマホの場合は電波の良い場所を選ぶことも大切です。
1~2回くらいならまだしも、なんども聞き返すのは失礼になります。
面接に行くときの服装や身だしなみの注意事項
服装や身だしなみはとても大切です。
人間だれだって第一印象はとても重要にしますよね。
そのため、服装は清潔感のある服装を選ぶようにしましょう。
清潔感のある服装がイマイチよく分からない場合は、学生なら学生服を、社会人ならスーツを選ぶようにしましょう。
また、接客業や飲食などの面接ならさらに気をつけたいポイントもあります。
以下のポイントにも注意して、面接に向かうようにしましょう。
●爪の長さ
●髪の長さや色
●アクセサリーやピアス(面接官によってはこれで落とされる可能性もあります)
●服装
●言動
髪の長さや色、アクセサリーなどは、とくに注意が必要です。
業種によってはあまり気にしない面接官もいますが、男性でピアスをつけているだけで不採用と判断するケースもあるのです。
そのため、ピアスやアクセサリーは身に着けずに面接に行くようにした方が良いでしょう。
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面接する直前にチェックしたいポイント
少し早めに面接会場に到着したら、始まる前に最終チェックをすることも忘れないようにしましょう。
直前にチェックしたいポイントは以下の通りです。
●身だしなみ
●履歴書や筆記用具など必要な持ち物
●会社から持参するように言われたもの
●スマホ・携帯の電源はOFF、もしくはマナーモード
直前に身だしなみを確認するのはもちろん大切ですが、面接中にスマホや携帯の音が鳴るのはあまり良い印象にはなりません。
この時ばかりは電源をOFFにしておくのがおすすめです。どうしても電源を切りたくないのなら最低でもマナーモードにするようにしましょう。
質問するべきことは?逆質問タイムで意欲を伝える!
面接が始まると、基本的には面接官は履歴書を見ながら、あなたにいろいろと質問をしてきます。
そのため、どんな内容で履歴書を書いていたのかをすべて把握していて、かつ応答できるようにしておくことは基本です。
ですが、面接中にいきなり面接官から「質問は何かありますか?」と逆質問することができるケースもよくあります。
ここで「とくにありません」と答えてしまうと、他の面接にきているライバルよりも印象が弱くなってしまうので、逆質問タイムを賢く使ってアピールすることが大切です。
とはいっても、どんな質問をすればいいのか迷ってしまいますよね。
そこでここでは、逆質問でおすすめの質問をご紹介します。
●仕事の詳しい内容
●1カ月の残業時間(残業もできることをアピールする意味で!)
●給料の受取日(求人サイトに掲載されてるときはNG)
●職場環境
●どれくらいの期間で作業を覚えられるようになるのか?
●1日の仕事の流れについて
●取得したほうが良い資格があるのかどうか
このように、逆質問することができるときには、まずはやる気をアピールすることが大切です。
ここで面接官の印象に残るようにアピールすることで、グッと採用される確率も高まるのです。
他の部分で多少失敗があったとしても挽回することができるチャンスにもなるので、面接官にあなたの意欲や熱意を伝えられるように、事前にいくつか決めておくと本番でもスムーズに質問できるようになりますよ。
ただ1つ注意したいのは「残業時間」です。
この質問は諸刃の剣にもなるので、気になる方は質問しない方が良いでしょう。
例えば、「1カ月の残業時間はどれくらいありますか?」と質問をすると、面接官からは「だいたい○時間だけれど残業はできないの?」というように高確率で聞き返してきます。
もちろん、「できます!」と答えるのですが、ここで少しでも考えたりすると、印象が悪くなってしまいます。
会社の仕事には、ノルマも納期もあるわけですから、残業込みでスケジュールを組んでいるので、バイトならまだしも、正社員の面接では残業ができない時点で採用されない可能性も高まってしまいます。
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逆質問で聞いてはいけないこと
逆質問があるときは、アピールするにはピッタリな時間になるのですが、質問の内容次第では逆効果になってしまうこともあります。
聞いてはいけないのが以下の質問になります。
●求人サイトや求人誌に記載されてること
●給料や休日ばかりを質問すること
●面接官が話したにもかかわらず質問をすること
1つ目は、求人誌やホームページなどを見てすぐに解るようなことの質問は避けるべきです。
「どんな商品を作っていますか?」「どんなサービスを取り扱っていますか?」などは、自分で調べればわかることですよね。
こういった質問をしてしまうと、「本当に働く気があるの?違う会社でも良いのでは?」と思われてしまい逆効果です。
また、会社の給料や休日・有給・手当など、仕事とはあまり関係ないことばかりを質問するのはいけません。
こちらも求人サイトを見ればわかることですし、何よりこういった質問をする人は良く休みがちな人が多いので、当然不採用候補となってしまうのです。
そして最後に、逆質問タイムになる前に面接官が話した内容を聞き返してはいけません。
面接という大切な時間にもかかわらず、相手の言うことを聞いていないと当然評価は下がってしまいます。
どうしても聞きたいことがあるときは、質問の仕方を少し工夫するなりして対応するようにしましょう。
面接が終わっても注意すべきこと
無事に面接が終わったからといっても、会社から見える範囲にいる間は気を抜いてはいけません。
どこで誰が見ているかわかりませんので、面接が終わったからといって気を抜かずに、少なくとも会社から見える範囲では不要な行動をしないようにすることも大切です。
面接のマナーや注意点まとめ
今回は、面接をするときのマナーや質問すべきこと、注意点についてまとめてみましたが、いかがでしたか。
面接をするときには、もう電話をするところから始まっていますので、気を抜かずに最初から落ち着いて進めていきましょう。
また、面接本番では逆質問があるケースとないケースがあります。
ない時には、面接時の態度や対応・身だしなみが評価のポイントになりますので、しっかりと事前に準備をしておくようにしましょう。
そして、逆質問もすぐに対応することができるように、前もって「逆質問したいこと」をまとめておくと、急に「質問はありませんか?」といわれたときにもすぐに対応することができるのでおすすめです。
最後に、逆質問をして面接官が答えてくれたときには、無言ではなく「ありがとうございます」「はい」などのリアクションをとることも忘れてはいけません。
リアクションがないと、「本当に聞いてるの?」と思われてしまいますからね。
面接は、はじめての人はいろいろと不安もあるし緊張もスゴイことでしょう。
ですが、このように前もっていろいろと準備をしておくことで、少しでも不安を消すことができれば、自信をもって面接に挑むことができます。
後は、不採用になったからといって落ち込んだりせずに、積極的に応募して面接をしていくようにしましょう。
もし、難しく感じるようであればプロのサポートを利用してみましょう。
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