10年以上と長期の無職(ニート)が続いてしまうと、働こうという気持ちはあっても「最初の一歩が踏み出せない…」という方も少なくありませんよね。
自分の中ではこれまで無職だったことを後悔していたりもするけれど、時間は戻ってきません。
私も、数年ほどですが無職を経験したことがありますが、そのときでさえも働きだすときにはかなりの勇気が必要だったので、10年以上も無職で30歳を超えてしまっていると、何をすればいいのかすらわからなくなってしまいますよね。
そこでこのページでは、10年以上無職からでも社会復帰をするためのお役立ち情報についてまとめてみました。
すべてを行う必要はありませんので、あなたができそうだと感じたところから行動をしてみてくださいね。
【このページがとくにおすすめな方】
・10年以上無職だけど何とかしたい
・働くきっかけが欲しい
・社会復帰するための方法を知りたい
などの内容でご紹介していきます。
目次
10年以上無職(ニート)の現実を知る
10年以上も無職の人は、貯金だけでは生活していくことさえできませんので、おそらく大半の方は親に頼り切った生活をしてきていると思います。
バイトでも働いていれば無職ではありませんからね。
そこでまず確認したいのがあなたの今の「体力」です。
引きこもり生活が長い人は、1日の大半を自室で過ごしていると思いますが、ほとんど動くことってありませんよね?
私も数年ほど無職だった時期がありますが、部屋でダラダラとした生活をしていたため、働こうと思ったときに自分の体力があまりにも少なくなっていることに気が付きました。
それが10年以上も続いているのですから、体力は現役時代の10分の1以下にまでなっていると思った方が良いです。
自分の現在の体力も把握しないで適当にバイトを探したとしても、想像以上にきつく感じてしまうと思います。
体力が低下している中、キツイバイトを選んでしまうと精神的にはもちろんですが体力的にもつらく、風邪をひきやすくなったりといろいろデメリットもあるのです。
私が数年の無職を経験しただけでこうなっていたのですから、バイトから入るとしても覚悟も必要になってきますよ。
仕事探しもいいですが、同時にトレーニングなどもはじめて体力も戻していくようにしましょう。
仕事探しをしながらリハビリをする
仕事を探し始めたからといっても、無職の期間が10年以上もあると書類選考すらなかなか通過しません。
すぐに仕事が決まるという可能性は低いですので、職探しをしながら同時に筋トレやジョギングなどを始めて基礎体力のアップをしていくことが大切です。
最初は1日30分からなど、目標を決めて運動を始めて慣れてきたら少しずつ時間を増やしたりメニューを厳しくしていくことで体力アップをしていかないと、まっとうに働く体力さえ付きません。
ここで挫折してしまうようなら、働くこともままならなくなってしまいます。
また、営業や接客業を目指すのならコミュニケーションの取り方を忘れていると一大事です。
久しぶりに友人や知人に連絡をしてみるとか、親・兄弟と話しをするところからでも良いので会話する機会を増やしていきましょう。
話をすることもほとんどないと、面接時にうまく言葉が出てこなかったりしますからね。
無職の期間が長引くリスクとは
すでに10年以上も無職を続けてきているので、どこかで自分のやる気スイッチを入れて行動しないと、20年・30年とこれから先もどんどん続いてしまいます。
しかも、その間に両親が亡くなってしまったらもう生活していくことさえできなくなってしまいます。
そもそも、人は寿命以外にも事故や病気など様々な要因でいつ亡くなってしまうかわかりませんよね。
ですが、この記事をここまで読んでいるあなたは心のどこかで現状を打破しようと考えていると思いますので、この機会があなたにとってのチャンスだと思って行動を開始してみるのがおすすめです。
これまでのことを後悔しているかもしれませんが、アニメや漫画のように過去に戻ってやり直しすることはできませんので、過ぎてしまったことは考えなくてもいいのです。
大切なのは、あなたがこれからどうしていくのか?ということですからね。
人は生きている限り、どのように過ごそうと1日1日はどんどん時間だけは流れていきますので、先のことを考えてみましょう。
意外と行動することでいろいろな道が見えてくるものです。
10年以上無職(ニート)の人の社会復帰におすすめな方法
ここからは、10年以上ニートの方の社会復帰におすすめの方法をいくつかご紹介していきます。
できそうだと感じたものからチャレンジしてみてくださいね。
●パートやアルバイトから
そもそも、学校を卒業してから一度も社会人経験がないニートが、フルタイム勤務というのは未体験の領域ですよね。
1日8時間労働をすることに対して自分の体力が持つのかなどの不安もありますし、いろいろと行動しにくく始めたとしても挫折しやすいです。
そこでまずは、アルバイトやパートなど週に数回~からや、1日4時間・6時間以上などのバイトを探して働いてみるのもおすすめです。
以下のページでは、単発や短期バイトの探し方や便利な求人サイトの情報をまとめていますので、ぜひお役立てください。
これなら体力的な問題があっても続けやすいです。
なにより、無職の期間が長くても正社員と比べればかなり採用される可能性も高いです。
2~3カ月も続ければそれなりに体力も付いてきますし、仕事がどのようなものなのかもわかってきます。
そうして自信をつけてから就活を始めるのも良いでしょう。
履歴書の志望動機の書き方がわからないという方は下記記事も参考にしてみてください。
また、ニートにおすすめのアルバイトのジャンルなどについては以下のページでもご紹介していますので、合わせてご覧ください。
>>引きこもりニートにおすすめのアルバイト5選と探し方を分かりやすくご紹介
●バイトを探す際のポイント
アルバイトやパートは、残念ながら就活では職歴にはなりません。
ですが、まったくアピールすることにはつながらないということはありませんよ。
もし、あなたが将来的に正社員でなりたい職種や業種が決まっているのであれば、アルバイトやパートもそのような経験をアピールすることができるジャンルを選ぶのがポイントです。
すると、無職の期間が長くてもバイトで学んだことやノウハウをアピールポイントとして就活することができます。
また、バイト探しでも躊躇してしまうのは「人間関係に不安がある」という理由もあることでしょう。
世の中には、いじめや嫌な人など、人間関係のトラブルはいろいろとつきものですからね。
ですが、このような不安は無職の人はもちろん、転職活動をしている人でも同じように抱えているものです。
でも、先ほどのように短期や単発のバイトなら、もし嫌な先輩がいたとしても働く時間や期間が短いですからすぐに合わなくなります。
バイトを辞めてしまえば赤の他人になるので、もう会うことはないでしょう。
短期や単発のメリットはこういったところもありますので、まずはあなたにできそうな仕事を探してみましょう。
●正社員を目指す
さまざまな理由からバイトではなく正社員を目指したいと考えている方もいらっしゃると思います。
そのようなときには、ハロワで就職相談をしてみるのもおすすめです。
最近では、職業訓練校という制度もあります。
ただし、ハロワの相談はメリットもある反面、あなたが10年以上ニートだったという履歴も残されてしまうことになるので、一長一短という感じもあります。
他にも市や県が運営している「就労支援センター」などもあります。
わたしの地元の場合だと、長く働いていない人のサポートや相談、仕事の紹介などをしてくれます。
協賛企業の求人を紹介してくれるので、一度チェックしてみるのもおすすめ。
もし、30代前半という方なら無料の就職支援サービスを利用する方法もあります。
就職支援サービスの中には、職歴がない人のサポートも行っているサービスもありますので、そういったところを利用すると、求人の紹介・履歴書や職務経歴書の書き方・面接対策・企業との交渉などすべての面でサポートしてくれます。
30代で利用できる転職エージェントは下記記事で詳しく解説しています。
▼20代におすすめ!「就職shop」▼
※就職shopはサービスを終了してしまいました。当ブログでは他にも様々な有料支援サービスを紹介していますので、そちらをお役立てください。職歴に自信がないニートやフリーターからでも正社員を目指せる人気のサービスです。
20台に向けた求人が多く、無料であなたの就職活動をサポートしてくれます。
企業も職歴よりも人柄ややる気を重視して採用しているので、無職が長い人にもおすすめです。
▼34歳までOK!「ジェイック」▼
これまでは20代専門の就職支援サービスでしたが、2019年10月から34歳までサポート対象になりました。
ジェイックといえば、さまざまなテレビ番組でも取り上げられるほどの知名度の高さがあります。
無料の就職講座も実践的で、口コミでも「役に立った」と高評ですので、ビジネスマナーなど基礎から学びたい方にもおすすめです。
>>ジェイック(JAIC)は就活におすすめなの?JAICの詳細と口コミ評判
▼市場価値を診断できる「ミイダス」▼
こちらは転職者用の無料サービスですが、自分の転職市場の価値を診断することができるうえに、登録しておくだけで、企業からオファーが送られてくるので、自分のペースで転職活動をしたい人におすすめです。
>>MIIDAS(ミイダス)は怪しい?オファーや市場価値の診断の仕組み
10年以上無職の人こそ焦らずにじっくり仕事を探そう
仕事は、無職の人でも転職をしてきた人でも、最初はゼロからスタートするというのは変わりません。
1つ1つできるところから仕事を覚えていくことができれば、どんどん自信にもつながっていきますので、そこまで難しく考える必要はありません。
しかも、多くの会社は毎日やる作業というのは決まっているものが多いのです。
ですから、すぐに慣れるために全部の仕事を一気に覚えようとする必要はありません。
そんなことができるほど優秀な人は世の中ほとんどいません。
学校の算数の授業だって、1年生の時に6年生の授業を聞いてもさっぱりですが、2年・3年と基礎や応用問題をといていくことで、6年生になったころにはかなり理解することができているようになっていますよね?
覚えるというのは勉強も仕事も同じですから、焦らずに簡単なところから覚えていくようにしましょう。
今回は、10年以上の無職の人が社会復帰するための情報についてまとめてきました。
ただ、一人ひとり状況も環境も異なりますので、あなたに合った方法で仕事探しを始めてみてください。
ダメだったとしても世の中、仕事は探せばいくらでもあります。
無職の期間が長いので不採用になることも多くなると思いますが、そのときはその会社とは縁がなかったと思って、気楽に他の仕事を探していきましょう。
今回の記事が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。